大人になったら“ヨロコビ”は失われていくの?ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』日本版本予告
イマジネーションあふれるユニークな“もしもの世界”で魅了するピクサーが、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした物語を描き、「第88回アカデミー賞」長編アニメーション賞を受賞した感動作『インサイド・ヘッド』の続編となる『インサイド・ヘッド2』が、8月1日(木)より公開される。このたび、日本版エンドソングに決定したSEKAI NO OWARIの「プレゼント」が流れる、日本版本予告映像が解禁となった。
どんな感情もきっとあなたの“宝物”になる
これまで様々な名作を生み出してきたピクサーが新たに贈り出すのは、大人になると増えていく感情をテーマに、成長して新たな壁に直面する主人公ライリーの物語を描いた大人が泣ける感動作。どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台に、高校入学という転機を迎えるライリーの頭の中で、彼女の幸せを<子供の頃から見守る感情>ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの前に、新たに<大人の感情>シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、感情の嵐が巻き起こる—。
世界各国で6月14日から公開されるや、アニメーション史上歴代No.1オープニングとなる歴史的な大ヒットスタートとなった本作。その勢いは増すばかりで、世界興行収入は7億2438万3116ドルを超え、2024年公開作品の中で興行収入No.1となった。アニメーション作品では史上No.1の記録であり、昨年公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の勢いも超えるほどの驚異的な大ヒットを見せている。公開2週目に1億ドル突破した作品はどれも最終興行収入10億ドル突破しており、早くも2024年公開映画初の10億ドル突破が確実視されており、まだまだ本作の勢いは止まらない。(数字は日本時間6/24時点 Box Office Mojo 調べ)
日本では、6月21日(金)に本作の字幕版最速上映会を実施。SNS上では「ライリーの苦悩に共感し、思春期の自分が懐かしくなり、感情たちの言葉に泣かされた。前作以上に自分の物語だと強く感じた!」「見終わった後にはどんな私でも受け入れて愛して行こうと思わせてくれました」「あの頃複雑で言語化できなかったあの感情を全て映像にしてくれたのが本当に素晴らしかった…!ティーンエイジャーも大人も感動間違いなし。自分の全ての感情が愛しくなるこの映画…泣いたァ…!!」「今の自分を今より好きになれるそんな胸温まる物語でした」など大絶賛の声が上がっている。
大人になると、ヨロコビは失われてしまうの…?
本予告編は、高校入学という転機を控えた頑張り屋の少女・ライリーの頭の中に<大人の感情>たちが現れるシーンからはじまる。「私の役割はライリーの将来をシンパイすること」と語るシンパイは、ライリーの将来のために彼女は変わらなければならないと考え、「もう、ライリーにヨロコビたちは必要ない」と感情をコントロールする司令部から、子供の頃からライリーの幸せを見守る感情・ヨロコビたちを追放してしまう。
ヨロコビたちの代わりにライリーの感情のコントロールを乗っ取った<大人の感情>たちの暴走によって感情の嵐が巻き起こり、ライリーは自分らしさを失っていく…。「みんなから見て、いつも素敵な自分でいたい」と頑張れば頑張るほど、親友とすれ違ったり部活でもうまくいかなかったりと、今までと違う自分に戸惑うライリー。誰かと比べて不安になったり、自分ってダメだなと思ったり…ライリーはあふれ出る感情を抑えられなくなっていく。司令部から追放されてしまったヨロコビたちはライリーの自分らしさを取り戻し、救うことができるのか!?ライリーを救うカギは、広大な頭の中の世界の奥底に眠る“ある記憶”にあった…。
“ひとりぼっちにさせないから 大丈夫だよ”
日本版本予告で流れるのは、日本を代表する4人組バンド・SEKAI NO OWARIが歌う「プレゼント」。2015年にNHK合唱コンクール 中学生の部の課題曲として制作された楽曲で、メンバーのSaoriが葛藤の多かった中学生時代の自分に“プレゼント”したい曲として歌詞を手掛け、レコーディングを中学校で行うなど、大人にも届くように中学生時代を思い出せるサウンドを取り入れた1曲だ。
前作『インサイド・ヘッド』の大ファンだったというSaoriは本作の日本版エンドソングに決まったことについて、「『インサイド・ヘッド』は、私の人生に大きな影響を齎してくれた映画でした。頭の中の感情の仕組みが面白く描かれていて、自分の思考を整理するときにも、作中のキャラクターたちをよく思い出していました。『インサイド・ヘッド2』では、私たちの楽曲『プレゼント』を使用していただけると聞いて、本当に光栄です。家族や仲間たちと映画について話せるのが今から楽しみです」と語っている。
友人関係や将来への“シンパイ”から感情の嵐に巻き込まれるライリーに“感情たち”が優しく手を差し伸べているかのように、「ひとりぼっちにさせないから、大丈夫だよ」という歌詞が、Fukaseの優しく力強い歌声で印象的に響き、心が温かくなる。ライリーと同じように感情の嵐を抱えながらも毎日頑張っている、あらゆる世代の心に優しく寄り添い、失敗したことや上手くいかないこと、今辛いと思うことも、きっといつか自分の人生の「プレゼント」なんだと思える日が来るという楽曲のメッセージが、『インサイド・ヘッド2』のテーマと合致していることから日本版エンドソングに決定した「プレゼント」。
ケルシー・マン監督は本作について、「この映画は、自分自身を受け入れることをテーマにしています。欠点があっても、ありのままの自分を愛すること。愛されるために完璧である必要はない。それがこの映画の根底にあるテーマです。」と語っており、自分のダメなところもまるごと愛おしくなるような、どんな人の心もぎゅっと抱きしめてくれる映画史上最も優しいラストシーンの感動を彩る、日本版エンドソング「プレゼント」にも注目したい。
『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より全国公開