オアシス、来年再結成ツアー開催へ 英国民が熱狂「待ち望んでいた時がきた!」
伝説の英ロックバンド「オアシス」が、2025年夏に英国とアイルランドで再結成ツアーの開催を発表した。バンドは2009年8月に解散し、その後、再結成の話題が何度も浮上したものの、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガー兄弟が不仲であるため実現には至らなかった。ノエルとリアムが一緒にステージに立つことが発表されると、英国の一部のファンはSNSで「待ち望んでいたことが実現した!」「マジかよ! 信じられん!」といったコメントをあげている。
【動画】過去のライブ映像を添えて再結成ツアーの日程を発表した「オアシス」
「オアシス」、ノエル・ギャラガー、リアム・ギャラガーの各公式SNSが27日(以下、現地時間)、「さあ、いよいよだ。これが実現する」と記し、「オアシス」が2025年夏に英国とアイルランドで再結成ツアーを開催することを正式に発表した。
チケットは8月31日に一般販売され、ツアーの日程と会場は以下の予定となる。
7月4日・5日 ウェールズ・カーディフ、プリンシパリティ・スタジアム
7月11日・12日・19日・20日 英マンチェスター、ヒートン・パーク
7月25日・26日、8月2日・3日 英ロンドン、ウェンブリー・スタジアム
8月8日・9日 スコットランド・エディンバラ、マレーフィールド・スタジアム
8月16日・17日 アイルランド・ダブリン、クローク・パーク
別の投稿では、ノエルとリアムのツーショットを公開し、「銃声は静まり返った。星が一直線に並んだ。大いなる待望は終わりだ。見に来てくれ。テレビ中継はされない」とメッセージを添えた。
さらに運営側は、多くのファンが公平にチケットを入手できるよう、8月30日に先行販売を行うことを報告した。英時間28日午後7時までに指定のページに登録し、当選者には30日にアクセス情報を記載した電子メールが届けられる。ただし当選してもチケットの保証はなく、先着順になるという。プラチナチケットを含むすべての料金は、29日に発表される。
ノエルとリアム兄弟が英マンチェスターで結成した「オアシス」は、1994年にシングル『Supersonic』でデビュー。同年リリースのデビューアルバム『Definitely Maybe』は全英アルバムチャートで1位を獲得した。その後、バンドは『Wonderwall』『Don’t Look Back In Anger』を含む数々の名曲を生み出してきた。
2009年8月には仏パリの音楽フェスティバル「ロック・アン・セーヌ」でヘッドライナーを務める直前、バックステージでノエルとリアムが激しい口論となった。そのためライブは中止され、バンドはそのまま解散した。その後、ノエルとリアムはそれぞれソロ活動を行っていたが、兄弟間の確執は長年にわたり続いていた。
多くのファンはバンドの再結成を熱望してきたものの、ノエルとリアムの関係は修復されず、何度も浮上した再結成説を否定してきた。
しかしここ数年間には、兄弟が再結成に向けて前向きな姿勢を見せており、今年6月には再結成ライブのためにロンドンの「ウェンブリー・スタジアム」をブッキングしたと報じられた。2人は3日間の公演でステージに立つ予定だったが、のちに計画が頓挫したという。
そしてようやく「オアシス」の再結成が実現することになり、ノエルとリアムが一緒にステージに立つことが正式に発表された。長年待ち続けた英国のファンは、SNSで歓喜の声をあげている。
「マジかよ! 信じられん! こんなことが本当に実現するとは!」
「(再結成ライブは)人々を団結させるだろう。俺達は今、まさにこれを必要としているんだ!」
「ついに みんなが待ち望んでいた瞬間がきた! オアシスの復活ステージは伝説になるだろう。チケットを手に入れるのが待ちきれない!」
なお英メディア『The Sun』では、再結成ツアーにはノエルとリアムに加え、「オアシス」のオリジナルメンバーでギタリストのボーンヘッドも参加すると伝えている。
ある関係者は同メディアの取材に応じ、「ボーンヘッドの参加が決定した。彼は再結成の原動力の1人だった。ノエルも自分のバンドメンバーを何人か連れてきている」と述べ、こう加えた。
「オアシス・ファミリーは本当に一つになった。ボーンヘッドは大喜びしている。」
同メディアによると、チケットの需要は販売予定数の4倍になると見込まれており、別の関係者は追加公演の可能性について、こう話している。
「これらの公演は、3分以内に売り切れるでしょう。追加公演は確実とみられます。」
画像は『Oasis Instagram「The guns have fallen silent.」』『Oasis X「The guns have fallen silent.」「Oasis will tour the UK & Ireland in summer 2025!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)