甲子園7連勝中の阪神・才木浩人に不吉なデータ…13勝右腕は「火曜日の壁」を打ち破れるか
2023年9月14日の巨人戦から甲子園7連勝中の才木
首位・阪神は8日から甲子園にヤクルトを迎える。初戦先発は昨季13勝を挙げた才木浩人。今季初登板だった4月1日のDeNA戦は敗戦投手となっており、自身の今季初勝利を懸けて臨む。
甲子園では2023年9月14日の巨人戦から7連勝中。表の通り、7試合中4試合が巨人戦という“巨人キラー”ぶりは見事だが、昨年5月19日にはヤクルト戦でも勝利投手となっている。
ヤクルトは主砲・村上宗隆をケガで欠いており、才木にとっては追い風。ホームを埋める大観衆の声援をバックに思い切り腕を振れるだろう。
2024年は日曜日に9勝1敗、火曜日は2勝2敗
ただ、才木にとって不吉なデータもある。昨季13勝のうち9勝は日曜日に挙げており、火曜日は2勝2敗にとどまっているのだ。2024年の曜日別成績は下の通りとなっている。
日曜日は14試合に登板して9勝1敗、防御率1.51とほぼ完璧な数字。土曜日も3試合で2勝している。
しかし、火曜日は8試合で2勝2敗、防御率2.15。決して悪い成績ではないものの勝ち星に恵まれていない。
これは単なる偶然ではない。6連戦の初戦になることが多い火曜日は相手の先発もエース級が多く、味方打線の援護が期待できない。防御率2.15に抑えても2勝2敗と五分の星だったのはそのためだ。
例えば、2023年に10勝6敗で新人王とMVPに輝いた村上頌樹は、2024年はエース格として登板の多かった火曜日に2勝5敗と負け越し。シーズントータルでも、防御率2.58ながら7勝11敗に終わった。6連戦の初戦はそれほど厳しい試合が多いと言える。
8日のヤクルト先発は高橋奎二。実績で勝る才木が「火曜日の壁」を打ち破り、甲子園の連勝記録を「8」に伸ばせるか注目だ。
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記事:SPAIA編集部