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セックスが怖い…。病気とストレスを抱えた3年間の戦い

たまひよONLINE

結婚11年目。34歳で2児のママ“88yuuki”です。フリーでインテリアコーディネーターをしながら、最近、在宅でwebライターを始めました。22歳で結婚しましたが、なかなか子どもを授からず、待望の第1子を妊娠したのは結婚から6年後。無事に出産したものの、以前から患っていたうつ病に産後のストレスが加わり、うつ症状が加速。ほぼ同時に双極性障害も判明し、気分が安定せず夫との喧嘩が絶えなくなりました。そして、約3年間のセックスレスに…。

産後うつと子育てのストレスで、夫婦間に深い溝が…


第1子出産直後に産後うつを発症した私。しかし、もともと誰かに頼ることができない性格のため、退院後は1人で子育てと家事をすることにしました。ところが子育ては想像以上に大変。体力が回復していないまま行う子育てと家事に疲れ、私の心はストレスでいっぱいになってしまいました。

この頃の夫は多忙で帰宅が遅く、2人で赤ちゃんをお風呂に入れて寝かしつけるのは深夜2時頃でした。生活のリズムは崩れ、1日のほとんどはまだ言葉を話せない赤ちゃんと2人きり。

当然のように、うつの状態はますます悪化しました。夫との関係も喧嘩が増え、会話は必要最低限に。夫婦間の溝が、日ごとに深くなったのです。

どうしよう…。産後のセックスが怖い!


セックスレスになった原因はもう1つありました。それは、第1子の出産時に子宮頚管が裂傷して、大量に出血をしてしまったことです。生まれて初めて見る大量の血…。その光景がすっかりトラウマになってしまい、産後はセックスがとても怖くなりました。

産後の1ヶ月健診で「子宮は元の大きさに戻り、子宮頚管の傷も良くなっています」と診断されました。しかし、セックスで傷が開いて血が出てしまうのではないか…、という不安が頭から離れません。

今思えば、もともと不安になりやすい性格と、産後うつの不安定な気持ちが、産後のセックスに対する恐怖心をさらに大きくしていたのかもしれません。

心の病気と向き合ったことで、夫婦間にも転機が


さらに悪いことには、産後うつの治療中に、双極性障害であることも判明しました。産後うつは回復傾向にあったのに、それが回復したら次は双極性障害の治療…。

双極性障害は、気持ちの起伏が激しくなる病気です。日常生活に支障が出てしまうので、少しでも症状を抑えなければなりません。子どもを連れての通院は大変でしたが、しっかりと治療を受けたことで、双極性障害はだんだん安定してきました。

そして、子どもが3歳になって保育園に通うようになると、自分の時間が持てるようになりました。また、治療の成果なのか、セックスに対する怖さも薄れていきました。次第に夫婦仲も改善されていき、3年弱のセックスレスを解消して、第1子出産から4年後に第2子を授かることができました。

私は育児の大変さと心の病気から、夫と不仲になり、セックスレスになってしまいました。それでもめげずに病気を治療し、自分なりに努力することでセックスレスを解消することができました。子どもを連れて通院するのはつらいときもありましたが、第2子を授かることができた今は、家族が増えて賑やかな家庭になったことを幸せに感じます。病気のことも、夫との関係も、諦めずに努力して本当に良かったと心から思います。

[88yuuki*プロフィール]
フリーでインテリアコーディネーターをしながら、最近在宅でwebライターを始めました。もうすぐ小学1年生になるわんぱくな娘と、イヤイヤ期真っ最中の2歳の息子と、夫の4人家族。ペットの猫2匹に癒されながら、子育てに奮闘中です。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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