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堤防でのヤエン釣りで2.25kg筆頭に良型アオリイカが連発【福井】連続バラしは猛省

TSURINEWS

ヤエンで良型アオリキャッチ(提供:TSURINEWSライターナカイカ)

今年の福井県はアオリイカが絶好調だ。ネットの釣果情報を見ていると、毎日のようにアオリイカが釣れている。多い人だと10〜15杯もヤエンで釣れている状況らしい。これは行くしかないと思い、5月末に福井県嶺南方面の防波堤までヤエン釣りに出かけてきた。

堤防ヤエン釣りでアオリイカを狙う

アジを購入して、早朝4時ごろに防波堤に到着した。平日だから余裕だろうと考えていたが、堤防先端に向かっている先行者がおり狙っていたポイントを取られてしまった。ここの防波堤は先端のみアタリが連発し、それ以外は回遊待ちなので今日は回遊を待つしかない。

堤防でヤエン釣り(提供:TSURINEWSライターナカイカ)

先行者に挨拶をして、少し会話をし今年のアオリイカの状況を聞いてみたが、やはり福井県全域で大当たり年のようだ。

1尾目はコウイカ

1時間半後にゆっくり穂先がもたれていくアタリ。竿を持ってみると軽い重みがあり、ゆっくり寄せてみるとジェット噴射が。ただ、ジェット噴射がアオリ特有のストロークの長い噴射ではなくピュッピュとした短い噴射。これはコウイカ類特有の走り方だ。

筆者はコウイカはあまり好きじゃないので、ヤエンは入れずに足元付近まで寄せてコウイカだと確認したのちあえて強く引くことでバラすことにした。

大型アオリがヒット

コウイカのアタリがあってから1時間後に手持ちで沖のシモリ付近をアジを泳がせていると、竿先が暴れその後ラインがスーッと走った。ストロークの長いジェット噴射だったのでアオリのようだ。しかも、かなりの大型のようで竿からかなりの重量感が伝わってくる。何度か寄せては走られたを繰り返したのちに、大人しく寄ってくるようになりヤエンを入れれる状況になったのでヤエンを投入。

その後、大人しく寄ってきていたアオリが嫌がるように走ったのでヤエンが近づいたようだ。何度か竿を立ててヤエンを送んだのち、穂先を確認するとヤエンの重みはなくアオリの重みのみで穂先が垂れるのでアワセを入れ針掛かり。

2.25kgアオリイカ浮上

強烈なジェット噴射をいなしながらアオリを寄せてくると、予想通りかなりの巨体が見えてきたがまずいことに触腕一本のみにヤエンが掛かっていた。ギャフで取り込もうとするとアオリが抵抗してジェット噴射をし、触腕が切れないかハラハラした。何度か抵抗されたが無事ギャフが掛かりキャッチすることができた。

2.25kgアオリヒット(提供:TSURINEWSライターナカイカ)

計量してみると2.25kgあり、今シーズン2回目の2kgUPだ。家で捌いてる時に気づいたのだが、触腕が切れかかっておりあと少しでバラす危険性があった。

続いてはメスの個体

それからすぐに同じシモリ付近までアジを泳がせて、アタリを待っていると穂先が大暴れしたのちに穂先が張っていきスーッとラインが出された。竿から伝わってくる重みはそんなに大きさを感じられないがアオリ特有のジェット噴射なのでアオリのようだ。寄せを繰り返し、ある程度アオリの位置が把握できたのでヤエンを投入した。

ヤエンでキャッチ(提供:TSURINEWSライターナカイカ)

ヤエン投入後はアオリは嫌がることなく寄り、ヤエンが到達した頃を見計らい穂先を確認するとヤエンの重みを感じずアオリの重みだけで穂先が垂れたのでヤエンが到達しているようだ。アワセを入れて針掛かりしたので、そのまま引きを楽しみ見つつ寄せてギャフで取り込んだ。メスで重さはキロ未満だったので測ることはしなかったが、だいたい700〜800gの個体だった。

再びコウイカのアタリ

新しいアジを投入してすぐにアタリがでた。ただ、朝一番の時と同じくストロークの短いジェット噴射なのでコウイカのようだ。視認できる位置までゆっくり寄せてみると、予想通りコウイカだったのだが、なんとコウイカがクルクル回りながら寄ってくるという面白いものが見れた。

アオリイカもひょっとしたらクルクル回っている可能性もあり、それが原因のバラシもあるかもしれないと思った瞬間であった。

大型ヒットもバラシ

それからしばらく後に同じシモリ付近でアタリがあり、重量感も2kg前後は確実にありそうな感じの個体が食ってきた。このアオリはやたらと右方向に走り、離れてはいるが筆者の右側で竿を出している方の方面にまで走っている感じがしトラブルになると嫌なので、かなり強引に寄せることにした。

途中から嫌がることなく寄ってきたのでヤエンを投入、寄せているといきなりフッと軽くなってしまった。アジを回収すると頭が取れかかっている状態だったので、縦抱きになっておらずヤエンがアオリに直撃してしまったのかもしれない。

間違いなく2kg前後はある個体だったので、惜しいことをした。

ライントラブル発生

右側の竿ばかりアタリが続いていたのだが、左側の竿にもアタリがありかなりの勢いでラインが放出されていた。この前、新調したラリッサレバーブレーキリールでゼロフケテンションがついており、テンションが掛かりながらラインが放出されバッククラッシュなどのトラブルがないと思っていたのだが、かなりの勢いでアオリが走ったようで、ラインがハンドルに絡まってしまいラインが放出されずアオリがアジを離してしまった。

絡みを外し、アジをそのままにしておいたのだが追い抱きしてくることなくバラシとなってしまった。

堤防先端移動でアタリ連発

昼頃に堤防先端の方の様子を見に行くと、アジがなくなったので帰るらしく入れ替わりで堤防先端に入ることにした。なんと朝から6杯釣ったらしく、半数以上が2kgを超えている感じで、なんとも羨ましい限りである。やはり、ここのポイントは堤防先端が一番アタリがでると再認識した。入れ替わりでポイントに入り、アジを泳がせているとアジが藻に突っ込んだり、引っかかったりした。どうやらキャストで届く範囲に藻場が形成されており、そこにアオリが産卵しに集まっているようだ。

触腕が切れないように(提供:TSURINEWSライターナカイカ)

すぐにコツンと何か弾くような振動の後、アジがビクッビクと暴れスッーとラインが張って行くアタリがでた。サイズ感はそんなに大きくはない。ヤエンを投入し、アワセを入れたのだが針掛かりをした感触がない。慎重に寄せてくるとアオリはアジを抱いたままで、ヤエンの針先がアオリの触腕あたりにあるのだが針掛かりしていなかった。再度アワセを入れ針掛かりし3杯目をキャッチした。

その後もコンスタントにアタリはあるのだが、寄せの段階で離されたり、藻場に突っ込まれてバラシ、ヤエン投入後にバラシとバラシが続いてしまった。

死にアジでもアタリ

アジが残り5匹となってしまったので、一本は死にアジでギリギリ底につかないよう浮かしていたらアタリがでた。サイズは大きくないのだが、寄せの段階で離されてしまった。

バラシ連発で反省

最後に1.5kgは余裕でありそうな大型のメスをキャッチをして納竿とした。メスで1.5kgもあるとペアのオスは3kgを余裕で超えてそうだなと思った。

スランプに陥ったのか去年はキャッチ率80%を超えていたが、今年の中盤戦からバラシ半分、キャッチ半分となってしまった。バラした理由を考えて、今後改善していきたい。

今後の展望

6月に入り、福井も三重も終盤戦となった。終盤戦は産卵に夢中な個体が多く、アタリが出る回数は減ってしまうのでアタリを増やす努力と、貴重なアタリをキャッチできるよう道具のメンテナンス、やり取りのおさらいをして万全な状態で釣行していきたい。

<ナカイカ/TSURINEWSライター>

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