藤枝MYFCのテクニシャン浅倉廉(静岡学園高出身)が技ありの股抜きシュートで今季2点目!「相手の股を開けさせた」
J2藤枝の浅倉廉選手がホーム最終戦となった10月26日の千葉戦で今季2ゴール目を決めました。シマブク・カズヨシ選手がファウルを受けながらつないだボールを収め、切り返しから相手DFの股を抜く技ありの一発で7190人のファンを沸かせました。
ゴールシーン以外にも狭いエリアでボールを受けてターンし、ドリブルやパスで好機を演出するなど静岡学園高で培ったテクニックを随所に発揮。チームは悔しい逆転負けとなりましたが、期待の大卒ルーキーがいよいよ本領を発揮してきました。
一問一答
ー伸び伸びとプレーしているように見えた。
「チームは勝てていませんが、個人としてはすごくコンディションが上がってきています。ただ、得点は取れましたがチームを勝たせられる選手になるのが大事なので、そこにこだわりたいと思います」
ー梶川選手と好連係を見せていた。
「梶川さんとはプレースタイルも似ていて、日ごろからコミュニケーションを取っているのでやりやすさ、意思疎通できている感覚があります。あとはプレー精度や最後の部分にこだわればもっとチャンスは来るのかなと思います」
ーゴールシーンを振り返って。
「(プロ初ゴールを決めた)清水戦と一緒で、力まずに余裕をもってシュートを打てたのがいいコースに打てた要因かと思います。切り返して、相手の股を開けさせて、そこを狙うのはイメージ通りでした。
ただ、あと2点くらい取れたと思います。パスの精度でも矢村選手への落としが少し強くなってしまった場面がありました。細かいところまでこだわっていければ、個人としてもチームとしても勝利に近づくと思います。
数字だけを見れば、まだ2得点と物足りないですが、シーズン序盤より着実に良くなっているな、さらに伸びそうだなという自信があります。過去には戻れないので、これからもっと点を取れるようにやっていきます」
ー後半はボールが持てず、もどかしさもあったのでは。
「自分みたいな選手がボールをキープしたり、前を向いてドリブルで運んだり、スルーパスでチャンスを作ったりすることで相手が下がり、自分たちはもっと高い位置でプレーできたのではないかと思います。そういうシーンが少なかったので、きつい時こそボールを受けて前に運ぶことを意識してやっていきたいです」
ー残り2試合に向けて個人的な思いは。
「来シーズンにもつながると思いますし、昇格はなくなりましたけどサポーターも応援してくれているので、しっかりチームとしても個人としてもレベルアップできるように意識してやっていきたいと思います」