兵庫県立高校の「統合再編」計画の見直しを求める『署名』が「1万3000筆」集まったみたい
兵庫県は、「公立高校の魅力・特色づくり」などを柱として、2025年度に県立高校14校を対象とした「統合再編」を予定しています。この計画に対して、見直しを求める署名が1万3000筆以上集まったそうです。
画像:日本共産党兵庫県会議員団 兵庫県議会報告より
少子化による生徒数や教員数の減少で、教職員の適切な配置や部活動の維持などが難しくなっています。
そこで県は県立高校の再編を進め、2025年度に14校を6校に削減する計画を進めています。
兵庫県内の県立14高校が『再編』で6校になるみたい。新校名案など発表、25年春に開校
2024年1月4日
この計画見直しを求めて活動しているのが、県高校教職員組合などからなる「公立高校を守る会」です。
同会は街頭署名活動を通じて、2022年12月に1万筆余りの署名を県議会議長に提出したものの、「県教委から十分に説明して意見を聞いた」「多様で豊かな教育活動を行うには学校規模を大きくする必要がある」などの理由から、議会で不採択となりました。
その後も署名活動などで呼びかけ、集まった署名は1回目とあわせて1万3043筆になりました。
同会メンバーが17日に県教育委員会を訪れ、署名の追加提出とあわせて、知事との懇談を求める要請書を提出しました。
署名活動のなかで「再編で学校がなくなると部活が寂しくなる」「遠距離通学になるため不安がある」といった声もあったそうです。
同会は、そうした人たちの思いに向き合ってほしいと、2028年度に計画されている再編についても見直しを求めています。
オンライン署名では「統廃合ではなく少人数学級の実現を」「近隣の高校がなくなり遠くまで通う必要がでてくると経済的な負担が増える」といったコメントも。より多くの人々の意見を取り入れて、議論を重ねてほしいですね。