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【中日】2025年の年俸ランキング 髙橋宏斗が球団史上最速で大台突破、若竜たちが躍進

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(左から)中日の細川成也、髙橋宏斗、清水達也

中田翔が3億円でトップ、大野雄大と髙橋宏斗が2位タイ

昨季は球団ワーストを更新する3年連続の最下位に終わり、今季から井上一樹新監督が指揮を執る中日。オフの契約更改では、タイトルを獲得し大幅アップを勝ち取った選手がいた一方、期待外れの成績に終わり1億円以上の大幅ダウンとなった選手もいるなど、明暗が分かれる形となった。

そんな中日の外国人選手を除く2025年の年俸ランキングトップ10は以下の通り。

■2025年 中日年俸ランキングトップ10

1位 中田翔  3億円(±0)
2位 大野雄大 1億2000万円(1億8000万▼)
2位 髙橋宏斗 1億2000万円(5700万△)
4位 柳裕也  1億1000万円(3800万▼)
5位 大島洋平 1億円(1億5000万▼)
6位 清水達也 9500万円(4500万△)
7位 細川成也 9200万円(4700万△)
8位 涌井秀章 9000万円(1000万▼)
9位 藤嶋健人 8500万円(1500万△)
10位 祖父江大輔 7500万円(2500万▼)

※()内は前年比

トップは3億円の中田翔。2023年オフに巨人から移籍した際に2年契約を結んでおり、現状維持で更改した。プロ17年目の昨季は右脚や腰を痛めた影響もあり、62試合に出場し、打率.217、4本塁打、21打点と不完全燃焼。今季はシーズンを完走し、中軸として期待通りの働きを見せたいところだ。

2位には1億2000万円で大野雄大と髙橋宏斗が並んだ。大野は4年契約の最終年だった昨季、9試合に登板して2勝6敗、防御率4.87と悔しい結果に終わり、1億8000万円減。これは今オフ12球団ワーストのダウン額となった。今季は先発ローテを1年間守り抜き、かつての輝きを取り戻すことができるか。

髙橋は昨季年俸6300万円から5700万円増で1億円超え。高卒5年目での大台突破は球団史上最速となった。昨季は開幕ローテこそ逃したが、4月末に初登板を果たすと、7月は4試合32イニング自責点ゼロと圧巻の投球を披露。最終的に21登板で12勝4敗、防御率1.38をマークし、自身初タイトルとなる最優秀防御率を獲得した。22歳とまだまだ伸びしろ秘める若竜が、今後どのような成長を遂げるのか楽しみだ。

清水達也、細川成也が大幅増でトップ10入り

4位は1億1000万円の柳裕也。順位は昨年と変わらなかったが、金額は3800万円ダウンとなった。昨季は自身初の開幕投手を務めるも不振での二軍調整を経験するなど、13試合の登板にとどまった。

順調にいけば今季中に国内FA権を取得する中、球団からは複数年契約を提示されたが、単年での勝負を選択した右腕。一から先発ローテ争いを勝ち抜き、大型契約を勝ち取れるような活躍を見せたいところだ。

5位は1億円で大島洋平。12年連続で100安打以上を記録していたヒットメーカーが昨季はわずか23安打と不振を極め、大野に次ぐ1億5000万円の大幅ダウンとなった。ベテラン外野手は今年11月に40歳の「不惑」を迎える。持ち前のシュアな打撃を取り戻し、もう一花咲かせたい。

6位には9500万円で清水達也がランクイン。昨季は自己最多の60試合に登板し、3勝1敗36ホールド、防御率1.40の好成績で、ライデル・マルティネス、松山晋也とともに勝利の方程式を築いた。このオフに昨季まで抑えを務めたマルティネスが巨人へ移籍し、今季は新守護神候補にも名前が挙がっている。勝ちパターンの1人としてフル回転の活躍を見せ、一気に1億円の大台突破なるか。

7位は9200万円で細川成也。昨季はチーム唯一の全143試合にスタメン出場し、打率.292、23本塁打、67打点と結果を残した。持ち前の長打力を生かしDeNAから現役ドラフト移籍後2年間で47本塁打をマーク。年俸も990万円から約9.3倍にまで膨らんだ。今季は30本塁打を目標に掲げ、大台突破を狙う。

藤嶋健人も3年連続50登板で大台迫る

8位は涌井秀章の9000万円。プロ20年目の昨季は夏場に右広背筋の肉離れを発症するなど故障に苦しみ、前年を下回る16登板、勝ち星も3勝にとどまった。ついに年俸1億円を切ったが、今季も若手との先発ローテ争いを勝ち抜き、チーム最年長投手としての意地を見せたい。

9位は8500万円で藤嶋健人。プロ8年目の昨季はケガで出遅れるも50試合に登板し、3勝3敗14ホールド、防御率2.20をマーク。3年連続で50登板をクリアし、昨年から1500万円アップとなった。今季は開幕から勝ちパターン入りし、清水、細川とともに大台超えを目指す。

10位は祖父江大輔の7500万円。プロ11年目の昨季は自己最少となる28登板にとどまり、年俸は1億円から減額制限いっぱいの2500万円ダウンとなった。背水の覚悟で臨む今季、あと9に迫る通算500試合登板を通過点に、豊富な経験を生かして再び輝きを放つことができるか。

※金額は推定

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記事:SPAIA編集部

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