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知多半島を巡るサビキ釣行でアジ・イワシ・サッパと対面成功【愛知】

TSURINEWS

アジ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

8月1日深夜3時、名古屋の自宅を出発して愛知県・美浜町の河和港へ向かった。本日は河和港から常滑・半田地区まで知多半島の人気スポットをサビキ調査していく。

知多半島人気スポットをサビキ調査

午前4時に河和港に到着。車から出ると、漁港内に工事中立ち入り禁止の看板が設置されていた。灯台ポイントまで広域に工事しており、残念ながら今回は断念した。

今日のコマセは、スピードバケツにアミエビ2kgと集魚剤、海水を入れて混ぜ合わせる。少し硬めに作るのがコツだ。

エサ付け箇所にはチューブアミエビを入れてサビキを通す。タックルはいろいろな状況に対応できるエギングロッド、2000番のスピニングリールを使う。

当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

大井漁港では豆アジ回遊

次にやってきたのは大井漁港の常夜灯ポイント。

朝マヅメを使って多くのポイントを調査したいので素早く開始する。まずは集魚用のコマセを3回まいてトリックサビキをゆっくり投入。すると1投目からアタリが。上がってきたのは前週より少し大きくなった豆アジだ。その後もコンスタントに釣れた。

大井漁港の常夜灯ポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

15分ほどで中堤防へ移動。先端には人がいたが、ここでも同じようにアジが釣れた。

大井漁港中堤防(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

新片名の堤防と師崎を調査

次にやってきたのは新片名の堤防だ。対岸は日間賀島で、多くの遊漁船が出ていく潮通しのいいポイントだ。早速トリックサビキを投入すると、こちらもコンスタントにアジが釣れる。若干サイズが大きい気がした。

次はここから車で5分の師崎へ移動する。すでに明るくなっており、常夜灯も消えている。このポイントは特に夜の釣果が安定しているのだが。同じように仕掛けを投入するがアタリがない。

豊浜釣り桟橋ではメバルやマイワシ

すぐに諦めて豊浜釣り桟橋へ向かう。午前6時30分に到着。帰る釣り人が多いなか桟橋へ向かうと、私がよく狙う手前の沖側が空いていた。

素早く準備し、サビキにエサを通してゆっくり投入すると1投目からアタリ。「さすが豊浜」と思ったが、上がってきたのはリリースサイズのメバル。その後も小ダイが連発するが、本命のアジは釣れなかった。

豊浜釣り桟橋(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

移動する前に漁港内を試してみると、コマセをまいた瞬間にすごい魚群ができた。すかさずサビキを投入するがヒットしない。

ここで極小のパニックサビキに変更するとマイワシがヒット。魚群の正体はマイワシだ。しかし数年前のように簡単には釣れない。数分格闘したが3匹釣れたところで移動することに。

豊浜漁港(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

常滑方面に北上するもアタリなし

ここからは常滑方面へ国道247号線を北上していく。10分くらい走ると内海新港が見えてくる。この時期は海開きのため多くの人でにぎわっている。投げ釣りがメインで、キスが良好だ。

続いて北上していくと冨具崎港がある。ここは青物やアオリイカが釣れる人気のポイントだ。足元は藻があるためウキサビキを試してみたがヒットしなかった。手前は安全柵がありファミリー釣行も楽しめる。

冨具崎港(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

ここから30分ほど車を走らせて常滑競艇場前に到着。車で乗り入れができ、足場も良い。初心者にお勧めの場所だ。足元は障害物がないため真下でサビキができる。

コマセをまいて仕掛けを投入するがアタリはないため、沖堤防のりんくう前島へ移動した。

りんくう前島でウルメイワシ

先ほどのポイントから15分ほど歩いたところにあるのが前島ポイント。内側でサビキ、外側はフカセ、ルアーができる。

早速内側でサビキを投入する。コマセをまくと、すぐに魚が集まってきた。小さい個体なのでパニックサビキを使用すると、上がってきたのはウルメイワシ。その後アジが1匹だけ釣れた。

イワシを多く集めたせいかアオリイカの姿も見える。こういったベイトがたくさんいるポイントではエギングをやってみるのも面白いだろう。

りんくう前島(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

武豊1号地ではサッパ

時刻は午前8時を回り、気温は30度を超えて汗がにじんできた。高速道路で自宅に帰ろうとしたが、ふと気になるポイントが浮かび再び南知多方面へ走ってしまった。

向かったのは武豊だ。武豊、半田は河口ポイントなので比較的水温が低く、この時間でも釣果が期待できると判断した。

まず武豊1号地でサビキを試してみる。ここではサッパが上がっているのでサビキはママカリサビキに変更。開始数投でサッパをゲットしたが、本命のアジは釣れず。最終ポイントへ移動する。

武豊1号地(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

最後に来たのは武豊緑地公園だ。安全柵、手洗い場、公衆トイレが隣接するファミリー向けのポイント。

しかし時刻は午前9時、潮止まりを迎えてしまった。案の定、釣果は出せなかったが、たくさんのポイントを回ることができた。

今回のまとめ

今回のまとめ。時合いは早朝4時~5時半。この時間なら南知多に限らず知多半島のポイントで釣果が期待できる。

私のお勧めは深夜に常夜灯付近で釣果を出し、時合いに沖堤防へ移動する。早朝6時に納竿すれば熱中症予防にもなる。

仕掛けは、通常サビキ・パニックサビキ(極小サビキ)・ママカリサビキの3種類があると応用が効く。さらにポイントによっては投サビキが必須なのでウキを用意しておくことをお勧めする。

当日の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年8月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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