横浜市立川島小学校 児童の思い乗せ大空へ 周年祝うバルーンリリース
市立川島小学校(秦秀治校長/児童数415人)で5月24日、「150周年記念ゆめっ子運動会」が開催された。今年は同校の150周年にちなみ、子どもたちの夢や希望を乗せた色とりどりのバルーンリリースが実施された。
児童は150周年に向けて作製されたTシャツに袖を通し、開会式の選手宣誓で幕を開けた。各学年の短距離走や4、5、6年生によるリレーなどが行われたほか、150周年特別競技として3種目(綱引き、玉入れ、大玉転がし)の団体競技も行われ、児童はこの日に備えて積み重ねてきた練習の成果を発揮していた。また、保護者や地域住民は児童たちの一生懸命な姿に温かい拍手を送っていた。
閉会式では、「児童150周年実行委員会」のメンバーが作詞をしたという歌を全校児童で合唱したのち、バルーンリリースが行われた。準備された風船は、土にかえる天然ゴムのものを使用。合図とともに一斉に放たれた約500個の風船は大空へと吸い込まれるように舞い上がった。児童たちはあっという間に小さくなっていく風船を見つめていた。
同校PTAの三村栄資(えいすけ)会長は「子どもたち一人ひとりの思いが風船に込められているように感じた。この先は200年250年と歴史を積み重ねていってほしい」と笑顔で話した。
また、秦校長は「学校では子どもたちが考えて行動し、活躍できるような取り組みを行っている。運動会も子どもたちが考えて形になったところが多い。こうして日々の取り組みが成果として感じられると成長につながると思う。バルーンリリースはジャンプをして喜ぶ子や手を振る子などがいて、とても素敵な光景だった」と述べた。