久里浜小・木川さん 練習の虫、掴んだ金賞 全国体操小学生大会で
第24回「全国体操小学生大会」(主催/日本体操協会)が3月末、茨城県を会場に行われ、久里浜小学校5年生の木川裕太さんが個人の部の最高評価である金賞に輝いた。「初の全国の舞台で目標としていた金賞が取れた。周囲の人の応援も力になった」と振り返る。
昨年行われた県予選で、ゆか・円馬・跳馬・鉄棒で健闘し、全国への出場権を手にしていた。今大会では、4種目の合計が38点を超えると金賞が授与される。大きなミスはなかったが、「つま先や膝をきれいに伸ばして、満足のいく演技がしたかった」と課題を振り返り、「今後は柔軟で体を柔らかくし、納得いくまで練習を続けたい」と向上心を忘れない。
木川さんは競技歴約6年。動画共有サイト「YouTube」で偶然目にした鉄棒選手の映像に魅せられ、市内にある「横須賀岩戸体操クラブ」に入会。放課後や土日に練習に励んでいる。自宅では元新体操選手の母親にも指導を受けながら体操漬けの日々を送っている。「周囲の歓声がうれしかったり、いままで出来なかったことが出来るようになるのが楽しい」と競技にぞっこん。
同クラブのオーナーで指導者の鹿島択郎さん(51)は、「コツコツ真面目に練習に打ち込むストイックさで着実にレベルを上げている」と評価する。
木川さんは今年7月にある全日本大会に繋がる東日本大会へ向け、目下練習を積む。「その先はU─12にも選ばれたい」と目標を話した。