COTONOHA(コトノハ)
江ノ電長谷駅から徒歩4分、由比ガ浜大通りから少し入った小路地にあるヴィーガンカフェ「COTONOHA(コトノハ)」にお邪魔しました。
画像出典:湘南人
期待が膨らむ風情ある外観
右手の暖簾を潜った先に玄関があり、靴を脱いであがります。古民家はなんだか懐かしい、おばあちゃんの家を彷彿とさせる佇まいに、入店からワクワクしました。
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オーナーは、北鎌倉で玄米菜食のお店をしていたものの、コロナ禍で料理長が引退することになり、閉店することに。その後、たまたまヴィーガンの先生との出会いがあり、ヴィーガンカフェとしてリニューアル、そして、2023年4月に現在の長谷に移転しました。
ご自身はヴィーガンではないものの、お肉や魚は使わず、化学調味料を使用しない、限られた調味料だけで作ることを徹底、「美味しいと思うもの」を追求し、完成したのが現在のメニューだそう。
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「ヴィーガンの人もヴィーガンじゃない人も、概念に囚われずに、和食として創作料理を楽しんでもらえたら」といった想いが伝わり、オーナーの気さくな人柄も相まって、地元の方や、観光客に愛されている理由が垣間見えた気がしました。
味だけでなく、見た目でも楽しめるランチメニュー
メニューは基本的に3種類、これに紫陽花の時期には限定で「あじさい御膳」メニューもラインナップし好評だそう。また、夏にはさっぱりした麺類など、新しいメニューも検討中だとか。
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ヴィーガンブッタグラスプレート2,300円(税込)、ブッタボウル2,300円(税込)はどちらも同じ内容ですが、グラスプレートのほうが、より生野菜が多く摂取できるとのことで、サラダ好きの筆者は、グラスプレートを注文しました。
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スープは日により異なり、取材時はブロッコリーのスープでした。生野菜以外には味がついており、好みで自家製ゴマダレ、タルタルソースをかけて食べます。見た目の美しさも相まって、お腹だけでなく、心も満たされます。
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右の唐揚げはソイミート、左のお団子はオートミール。見た目は完全にお肉なので完成度の高さに驚きます。個人的に、オートミールの肉団子はモチモチで、追加で食べたくなるほどでした。
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鎌倉野菜を中心にした生野菜は鮮度抜群でシャキシャキな食感、グラスに入ったサラダは生野菜だけでなく、中にはひじきや糸こんにゃくもたっぷり、下にとろろが入っており、混ぜながら食べます。ボリュームがあり、野菜を中心にした料理で、ここまで満足するのは筆者も初めてでした。
自分で選べるハーブティーメニュー
食後には、30種類近くある薬草の中から、3つまで選んでブレンドすることができる、「ハーブティー650円(税込)」を頂きました。
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メニュー表には、それぞれの薬草の詳細が記載されているので、参考にして選べます。スタッフさんに相談しても丁寧に説明してくれたので、「レモンジンジャー・ハイビスカス・ハニーブッシュ」をブレンドしたハーブティーをお願いしました。
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ティーポットで提供されるので、ティーカップ3杯分くらいあり、ゆっくりお茶を楽しめました。15時以降のカフェ目的での来店も、お店の雰囲気を味わいながらのんびり過ごせるので、お勧めです。
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以前はカフェタイムには薬草バーとして、自身でブレンドすることができたそうですが、現在は休止中とのこと。実際に薬草がレイアウトされており、見ているだけでも楽しめました。
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古民家を改装した店内
古民家を改装したこの一軒家は、築100年近くになるそう。
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どれも異なるテーブルや椅子、座卓があり、古民家に絶妙にマッチしており、センスが光る店内です。
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手洗い場も懐かしさを感じ、タイムスリップしたような感覚になりました。食事だけでなく、雰囲気も楽しめます。
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外にはテラス席があり、大通りから離れているため、観光地の喧騒から逃れ、ゆっくりした時間が過ごせそうです。ワンちゃんとの食事も可能とのことなので、お散歩ついでに立ち寄れるのも嬉しいですね。
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贅沢ランチで身も心も満たされる時間を
ほとんどのお客さんがランチ目的に来店するそうで、取材時の14時30分以降は比較的落ち着いていました。日によって、貸し切りや、予約で満席の時間もあるそうです。1週間前から予約可能とのことなので、事前予約するか、遅い時間に直接来店するのがお勧めです。
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おばあちゃんの家のような、ホッと落ち着く古民家で、野菜たっぷりの身体に優しいヴィーガン料理を味わってみてはいかがでしょうか。ヴィーガンの方でなくても、満足できる逸品です。皆さんもぜひ、行ってみてください。