【小田原 イベントレポ】北欧織物展 - 愛らしく美しい、北欧織物の世界
小田原三の丸ホールで、9月26日(金)~29日(月)の4日間にわたり、北欧織物の作品展示会『北欧織物展』が開催されました。
北欧織物研究所グロナトレッド
今回の『北欧織物展』を主催したのは、小田原を中心に活動する北欧織物研究所グロナトレッド。
主宰の石野悦子さんはおよそ50年前に北欧織物と出会い、そこから「楽しい」の一心で様々な作品を生み出してこられました。
現在、小田原市小竹にあるアトリエで織物教室を開講し、たくさんの生徒に製作方法を伝えながら、共に作品を織られています。
今回の『北欧織物展』は、これまで織りためた作品を一堂に集めた、集大成となる展示会。石野さんや生徒さんの作品が230点近く展示されました。
北欧織物の魅力
北欧織物は、フィンランドやスウェーデンなどの国々で作られてきた伝統的な手織物。
石野さんが北欧に足を運び自ら撮影した写真や、現地で入手したパターン図・絵画などを作品作りに活かしています。使用する毛糸もスウェーデン・フィンランドから直輸入しているそうです。
愛らしい動物や美しいヨーロッパ建築、森を連想させる自然のモチーフなど、北欧ならではのデザインが多くみられました。一糸一糸、丁寧に織られた織物はまるで絵画のよう。心奪われる魅力的な作品ばかりです。
様々な技法による作品
北欧織物と一言でいっても、その織りの技法は様々。展示会場では技法ごとの違いも間近で鑑賞することができました。
展示作品の一部を、それぞれの技法ごとに写真でご紹介していきます。
フレミッシュ織り
ルーカラン織り
ブンデンローゼンゴング織り
ルイユ織り
フィン織り
ワークショップ
今回の取材では、会場で行われた無料ワークショップ、木枠を使った透かし織りに参加させていただきました。木枠に張られた19本の経糸(たて糸)に、3種類の緯糸(よこ糸)でクリスマスツリーを織っていきます。
初めての手仕事にはじめは悪戦苦闘。石野さんの教室に通うベテラン生徒さんに見守っていただきながら進めていきました。
慣れないながらも続けていくうちに、黙々と手を動かすのが楽しくなっていきます。段々と完成が見えてくるのも嬉しいです。
1時間ほどかかりましたが、無事最後まで完成!同じ図案でも、使う毛糸やビーズの色、織りの詰め具合によって、雰囲気が異なる作品に仕上がっていくのも楽しいです。
アトリエに通う生徒さんは、教室の時間だけでなく、家事や仕事のちょっとした隙間時間に作品作りをされている方も多いそう。私も自分で挑戦してみたくなりました。
教室・ショップも開設
北欧織物研究所グロナトレッドでは、アトリエ(小田原市小竹717-30 TEL:0465-25-4633)で織物教室を開講しています。
織物の経験がない方でも、すぐに取り掛かることができるそうです。手仕事好きが集まる空間で、作品作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
また、11月より、アトリエ内に新たにショップもオープンします。
織物作品(額・タペストリー)や、作品を加工したバッグなどの小物、作品を作ってみたい方には木枠や毛糸なども購入することができます。
ショップの営業日は当面、日曜日・月曜日の10:00~16:00を予定しています。
北欧織物の魅力に触れたい方、技法を学んで作品を作ってみたい方は、ぜひ北欧織物研究会グロナトレッドまでお問合せください。
北欧織物展
開催期間
2025年9月26日(金)~9月29日(月)
開催場所
会場名 小田原三の丸ホール 1階展示場
住所:小田原市本町1-7-50
駐車場:なし(近隣の有料パーキングをご利用ください。)
参加費
無料
主催
北欧織物研究会グロナトレッド