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アニメ『キングダム』第1シリーズから第5シリーズまでのあらすじまとめ|10月にアニメ第6シリーズが到来!! 放送前に復習して共に熱を堪能しましょう!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

『キングダム』は、週刊ヤングジャンプ連載中の原泰久先生の歴史漫画作品。中国の戦国時代末期を舞台にしており、主人公は信(しん)と中華統一をめざす若き秦王・嬴政(えいせい)です。
 
現在、〈「キングダム」第6シリーズ 2025年10月からNHK総合にて放送決定〉ということで、待ってました!とファンの熱い期待が寄せられています。
 
6月5日には、YouTube公式チャンネルにて、“TVアニメ「キングダム」第6シリーズ本予告第1弾2025年10月放送予定!”が公開され、OP曲 いきものがかり「生きて、燦々(さんさん)」とともに、これまでを振り返りと新シリーズの世界観が予告されました。
 


 
 
ED曲は、友成「咆哮」です。
 
放送が待ち遠しい第6シリーズですが、やはり見る前にこれまでの“あらすじ”を復習しておきたいところ。ということで、ストーリーをシーズンごとにまとめていきます。コミックスの該当巻数も書いておきますね。
 
 

【写真】『キングダム』アニメ第1シリーズから第5シリーズの“あらすじ”まとめ

『キングダム』第1シリーズ(2012年6月~2013年2月)

 
 
対応巻数:コミックス1巻~16巻
全38話(3クール)
 
OP曲:Nothing's Carved In Stone「Pride」
第1クールED曲:石田匠「Voice of Soul」
第2クールED曲:若井友希(from i☆Ris)「Destiny Sky」
第3クールED曲:蛇足「Never Ending」
 

あらすじ

王都奪還

戦災孤児として下僕となった主人公 信。幼なじみの漂(ひょう)と「天下の大将軍」を夢見て剣術修業をする日々から物語が始まります。
 
偶然の出会いから、漂が秦王・嬴政(えいせい)の影武者となり天に召されます。信は、怒りと漂と誓い合った夢を胸に、政と友情を結んでいくことに。政は、異母弟 成蟜(せいきょう)の反乱により、王都から追放され村里に隠れていたのでした。
 
信は、政を王座に戻そうとする王の忠臣たちと行動を共にすることに。山里で一人逞しく生きてきた女の子 河了貂(かりょうてん)も一緒です。
苦戦しつつも、楊端和(ようたんわ)率いる山の民の力を借り、王都 咸陽(かんよう)の奪還に成功します。
 

呂不韋の帰還
宰相(さいしょう、当時は相国・丞相とも、現在でいう首相)の呂不韋(りょふい)が征野から帰還。王である政以上の権勢を示します。
 
蛇甘平原(だかんへいげん)
魏(ぎ)の要衝 滎陽(けいよう)に向け麃公(ひょうこう)を総大将に15万の軍勢で侵攻。これが信の初陣となります。戦場で信は、伝説の刺客一族「蚩尤(しゆう)」の後継となるべく育てられていた少女 羌瘣(きょうかい)と出会い、仲間になります。


 
戦の結果は、秦軍の勝利。とはいえ、滎陽奪取には至りませんでした。
帰国後、信は「百人将」に昇格。かつての「六大将軍」王騎(おうき)に教えを乞います。
 
韓に侵攻
蒙驁(もうごう)を総大将に20万で韓(かん)に侵攻。その隙を狙って、秦に向けて趙(ちょう)の龐煖(ほうけん)を総大将とした12万の軍勢が侵攻してきます。秦はこれに対し、総大将に王騎(おうき)を復命させ、10万の軍勢で立ち向かいます。
これに従軍した信は、「特殊百人隊」として「飛信隊(ひしんたい)」を率いることを認められます。
 
戦いは苦戦を強いられ、周囲を趙(ちょう)の李牧(りぼく)率いる大軍に囲まれる中、王騎と龐煖との一騎打ちに。致命傷を負った王騎は、信に自らの矛を託して天へ。
帰国後、信は「三百人将」へ昇格。河了貂は軍師になることを決意し、昌平君(しょうへいくん)の軍師学校に入学します。


  
 

『キングダム』第2シリーズ(2013年6月~2014年3月)

 
 
対応巻数:コミックス17巻~24巻
全39話
 
OP曲:D☆DATE「GLORY DAYS」
第1クールED曲:The Sketchbook「21」
第2クールED曲:The Sketchbook「Exit」
第3クールED曲:The Sketchbook「そこに君がいる」
 

あらすじ

秦趙同盟

呂不韋の策により、趙の李牧が秦に来訪。“秦趙同盟”が結ばれます。宴席の場で、信は李牧に戦場でおまえを倒すと戦意を表明します。
 

秦の若手と出会う
信は、自分と同じポジション「三百人将」の、玉鳳隊(ぎょくほうたい)の王賁(おうほん)と、楽華隊(がくかたい)蒙恬(もうてん)と出会います。彼らは、秦の未来を担う若手として、徐々に強い友情で結ばれていくことに。


 
山陽侵攻
魏(ぎ)の山陽(さんよう)地域を攻略すべく、蒙驁(もうごう)を総大将に20万強の軍勢で侵攻します。対する魏軍は、廉頗(れんぱ)を総大将に積極的な守勢。秦軍は魏の城を次々に落とすも、輪虎(りんこ)により「千人将」級が次々とやられてしまいます。この輪虎に対して、信が一騎打ちに挑みます。
最後は、蒙驁と廉頗の一騎打ち。結果は秦の勝利となり、秦が山陽の地を獲得しました。
 
信は「臨時千人将」へ
蒙恬と王賁は「千人将」、信は「臨時千人将」へ昇格(後に正式に「千人将」)。三隊が協力して戦場を駆け回るシーンでは、良い距離を保ちつつも強い絆で結ばれているという良い関係が伝わってきます。
 
信に降格の危機
羌瘣は、信たちと合流する前からの目標“羌象(きょうしょう、羌瘣の姉同然の幼馴染)の仇をとる“を実現するために、飛信隊を離れます。羌瘣がいない飛信隊は、作戦を立てる人がいないので負け続き。信に降格の危機が! そこに現れたのが河了貂。飛信隊の軍師に着任します。
 
大后と呂不韋の過去の恋
宮中は、呂不韋の勢力と政の勢力とに割れ、政治がうまく動かない状況。むしろ、呂不韋の権力の方が王である政を上まわるほどです。そんな中、政の母である大后(たいこう)と呂不韋の過去の恋が明かされます。
 
政の過去
政の過去のエピソードが丁寧に描かれます。母とともに人質となっていた時のエピソードです。悲惨な環境で生き延びるために、すべての感覚と心を閉ざしていた政が、紫夏(しか)の愛情によって救われ、心に光を取り戻します。
 
大后の裏切り
時は物語の現在に戻り、政は呂不韋の権勢を削ごうと動き出します。政は大后に打倒呂不韋の協力を依頼。返答は可でした。しかし、大后は裏で呂不韋と繋がっていたのです。
大后と呂不韋の秘密の会話を聞いてしまった宮女の向(こう、後の政の妻)は、大后の取り巻きに気付かれ、殺されそうに。血を流しながら必死に宮に戻り、大事を政に伝えた向は、意識を失うも政によって特別に呼ばれた医師による治療をうけます。
 
政の実権
政は、第1シリーズに描かれた罪により軟禁状態にあった成蟜に、協力を要請。成蟜を解放します。成蟜の政治工作により、右丞相に昌平君(しょうへいくん、この時は呂不韋派だが後に呂不韋から決別、軍師学校の先生もしている)・左丞相に昌文君(しょうぶんくん、政が幼い頃から支えてきた将)の就任が実現。政は呂不韋に対してはっきり敵対の意思を示すとともに、全権とはいかなくとも確かな実権を手に入れたのでした。
 

 
 

『キングダム』第3シリーズ(2020年4月~10月)

 
 
対応巻数:コミックス25巻~34巻
全26話(2クール)
 
第1クールOP曲:BiSH「TOMORROW」
第1クールED曲:waterweed「Deep inside」
第2クールOP曲:BiSH「STACKiNG」
第2クールED曲:鈴木瑛美子「kIng」
 

あらすじ

合従軍編

楚(そ)軍が秦へ侵攻。対楚戦になるかと思いきや、秦以外の戦国七雄(楚・斉・燕・趙・魏・韓)が同盟を組み、侵攻してきているという情報が宮中に届きます。
函谷関(かんこくかん)は国境の壁門。ここを破られたら秦は蹂躙し放題という要衝です。国内全戦力を動員しての「函谷関の戦い(合従軍との戦い)」が始まりです。

麃公、桓騎(かんき)、蒙武(もうぶ)ら、秦の名だたる将軍の元で兵たちが全力で戦う中、若手である3人の隊も頑張ります。
結果は、秦は函谷関を守りきります。
 

蕞(さい)の戦い
函谷関を皆が狙っている中、趙の李牧は蕞を狙います。蕞は小さな都城ですが、秦の国門の役割をもつ大事な都城です。
しかし、この時の蕞には兵がおらず、住民たち自らが防御のために戦わねばならない状況。飛信隊が駆けつけるも、住民たちは不安と恐れに震えます。そこに現れたのが、秦王 政。政自らが出陣する姿勢を見せると、住民たちは兵として戦う勇気を得、覚悟を決めます。
苦しい籠城戦が続きますが、七日目に山の民が来てくれたことで、一気に形成逆転。李牧は撤退していきます。
 
 

『キングダム』第4シリーズ(2022年4月~10月)

 
 
対応巻数:コミックス34巻~41巻
全26話(2クール)
 
第1シリーズOP曲:SUIREN「黎-ray-」
第1シリーズED曲:珀「眩耀(げんよう)」
第2シリーズOP曲:zonji「geki」(檄)
第2シリーズED曲:みさき「Believe」
 

あらすじ

信、王賁、蒙恬が「三千人将」に

「函谷関の戦い」後の論功行賞で、信、王賁、蒙恬が「三千人将」に昇格。
 

羌瘣が飛信隊に帰還
羌瘣が飛信隊に戻ってきます。将軍を目指す!信の子を産む!と宣言??
 
成蟜の乱
政と成蟜の仲は良好。それなのに成蟜が乱を起こすという、変な反乱事件です。この乱の実のところは、呂不韋が仕組んだ成蟜を利用した反乱なのです。

成蟜の妻 瑠衣(るい)が実家の屯留(とんりゅう)に帰省。この時を狙って、趙が屯留を取ろうと襲いかかります。成蟜が兵を率い屯留へ向かい、趙軍を退けますが、いつの間にか成蟜が主犯となり趙と結託して反乱を起こしたことになっています。謀反人とされた成蟜は瑠衣を救うも、自身は斃れます。最期のシーンは涙なしには観られません。
 

加冠(かかん)の儀
政の成人の儀です。儀式の後、呂不韋と向かい合って、中華統一を目指す胸の内を語ることになった政。先に口を開いた呂不韋は、“天下に君臨するのはお金だ”と言います。“貨幣は、その有無で人の価値を測ることができる確かな物差しであり、人が貨幣を求める欲望には天井がないから、これ以上に天下を動かす物はない” との旨を述べます。
 
これに対して政は、「人の持つ本質は光だ」と。“自分が悪人と見做されても構わないから、300年続いた戦争を自分が終わらせる。争いのない世界、上も下もない世界で、人それぞれが自分の光に従って生きられるようにする” ということを堂々と述べます。

  著雍(ちょよう)攻略

魏の要衝 著雍を巡る戦い。呉鳳明率いる魏軍との知略戦が繰り広げられます。
論功行賞で、信、王賁、蒙恬はともに「五千人将」に昇格します。
 

毐国(あいこく)反乱
後宮に籠っていた政の母 太后が突然政治の場に現れ、山陽と著雍を譲ってほしいと言い、宮中を混乱に陥れます。さらに、太后の元に呂不韋の指示で後宮に送られた性の相手 嫪毐(ろうあい)を山陽長官に据えるとも。
その後、太后は嫪毐と著雍の北の都城 太原(たいげん)に入り、“毐国”の建国を宣言。
秦国からの独立を図ろうというのです。さらに衝撃的なことに、二人の間には二人の子が。二人は愛情深い夫婦となっていました。

 

雍(よう、秦歴代の王達の廟がある)で、政の加冠の儀が行われている中、“毐国”軍が咸陽へ侵入します。政との子を得た向は、子を守ろうと必死。向が後宮から出ようとした時、そこに“毐国“兵が。信が駆けつけ、無事を得ました。
昌平君が援軍に来たことで、一気に攻勢が逆転。“毐国”軍は敗走する中、殲滅されます。
 
戦後処理として、嫪毐は処刑。太后との間の二人の子も処刑、というのは表向きで、政の母への思いにより、太后と共に密かに生かされます。呂不韋もこの事件に関わったとして咸陽から追放。つまり、これで政が秦の全権を握ったことになります。

政と信の友情

政にとって信は、立場を越えて心を明かせる友。名実ともに秦国王となった政は、信に向かって「ここから十五年で六国全てを滅ぼし中華を統一する」と明言します。驚く信にもうひとつ、“秦の六大将軍を復活させるから、お前が六将の一席を掴み取れ!”とも。
 
 

『キングダム』第5シリーズ(2024年1月~3月)

 
 
対応巻数:コミックス41巻~45巻
全13話
 
OP曲:DeNeel「導火」
ED曲:Novel Core「RULERS」
 

あらすじ

黒羊丘(こくようきゅう)を巡って趙との戦い

対魏戦に備えるようにと曹州(そうしゅう)に配置されていた飛信隊は、対趙戦に当たる黒羊丘攻略にかかる本軍に合流せよ、との司令を受けます。
黒羊丘は平地ではなく、丘と森。これまでに経験したことのない地形です。本軍を率いるのは桓騎将軍。信は、負かした敵地での略奪と女犯をよしとする桓騎に対して、反発心を抱きます。

 

桓騎の命で、彼の側近 那貴(なき)と飛信隊の尾平(びへい)を交換することに。表向きの理由は、隊同士が仲良くなるためとのことですが、本当でしょうか? 後に、尾平が敵から略奪を行ったと信たちから疑われ、面倒なことになります。
 
趙軍の総大将は慶舎(けいしゃ)。黒羊丘近くの城都 離眼(りがん)の城主 紀彗(きすい)を引き入れ、秦軍に攻める隙を与えません。桓騎も待ちに待ちます。双方睨み合いが続く中、桓騎が一瞬を突き、一気に攻め立てます。
 
戦いの間に、桓騎軍の特殊な構成や、桓騎の過去が明かされます。また、飛信隊の古参であり副長の渕(えん)さんが頑張るシーンも見どころです。
 
信は慶舎を討ち、別動工作での傷を負いながら戦う力尽きそうな羌瘣を救出。しかし、趙は総大将の死を隠して戦いを続行する構えを見せます。とはいえ、結果は秦軍の勝利で終わります。
 
戦いは終わりましたが、那貴は桓騎に承諾をもらい正式に飛信隊に移籍。飛信隊の温度が気に入ったようです。 

斉王 王建が秦に来訪

斉は、合従軍での函谷関攻めの時、外交交渉により合従から抜けてくれた国です。政はそのお礼を述べ、自身の理想を語ります。それを聞いた王建は、斉は最終的に秦に国の舵取りを任せても良いとまで言います。
 

第6シリーズはどんな話になるだろうか?

 
   
次の第6シリーズは、コミックス46巻から、と思ってよいのではないでしょうか。46巻は鄴(ぎょう)攻めで、趙との戦いです。趙といえば、宿敵 李牧。彼を打ち破ることができるのかが気になります。
それから、信がいよいよ王騎から譲り受けた矛を使います。ここも楽しみです!
 
戦いの行方と信たちの成長を、より多くの人々が関わるアニメという形で観られるのは、本当に嬉しい限り。アニメとしてどう落とし込んでくるのか、構成、声優さんの表現、などなど、コミックスとはまた違った見どころがたくさんあるかと思います。
 
皆さま、この蒸し暑い夏を乗り切って、共にこの秋に熱く楽しみましょうぞ!
 
 

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