原町田企業 障害者生かし最高評価 一社主催の経営大賞獲得
原町田を拠点に重度障害者への訪問介護事業などにあたる株式会社障碍社が先ごろ、人を生かし優れた業績を収めている企業を表彰する「人を生かす経営大賞」の最高評価となる大賞を得た。障害者の雇用率が20%を超え、2005年の創業以来、19期連続で増収したことなどが評価された。
人を生かす経営大賞は東京都内の中小企業らが名を連ねる一般社団法人が主催するもので、今回で3回目。過去には製造会社や子育ての支援を行う企業らが大賞に選ばれている。
障碍社は「どんな障害があっても自分らしく暮らす」ことをサービスの根幹に掲げ、重度障害者への訪問介護事業などを展開。定年制度なしで無期雇用社員の比率が100%のなか、障害者の雇用率は20%を超え、創業以来、毎年増収を果たしている。
自身も重度の身体障害者である安藤信哉さん=中面/人物風土記で紹介=は「評価を受け、うれしい。特別なことをしてきたつもりはない。人に恵まれ、運がよかったのだと考えている」と話している。
障碍社の事業は拡大中だ。障害者が働く就労継続支援B型事業所の運営にも着手し、現在は発達障害の子どもが通う放課後等デイサービス事業所にも関わっている。海外展開も視野に入れているといい、「障害者を守る存在とみなすことなく、主となり企業を発展させていく人材としてとらえてきた」と安藤さんは振り返っている。
「証明したい」
一方で、重度障害者がより自由に町田で働くことができるようにすることや知的・精神障害者が施設に入らず地域で生活できるように呼びかけていきたい考えもあるといい、安藤さんは「障害者雇用が増えれば、企業成果が上がるということを当社が証明し、広めていければと思う」と意気込んでいる。