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「サクラ」などバラ科の木を枯らす、外来生物の『防除講習会』が開催されるみたい。参加無料。長田区・外来生物展示センター

神戸ジャーナル

「サクラ」などバラ科の木を枯らす、外来生物の『防除講習会』が開催されるみたい。参加無料。長田区・外来生物展示センター

長田区の苅藻島クリーンセンターにある「外来生物展示センター」で、サクラなどバラ科の木を枯らす、外来生物・クビアカツヤカミキリの『防除講習会』が開催されます。神戸市長田区苅藻島町3-12-28

外来生物防除講習会

2024年11月24日(日)
外来生物展示センター

「クビアカツヤカミキリ」は、その幼虫がサクラ・ウメ・モモ・スモモなどのバラ科の木に住み、木の中を食べて枯らしてしまう「特定外来生物」です。

放っておくとどんどん増え、次々と木を弱らせてしまうので、早く被害を見つけて対策する必要があるそう。

左:被害木への対策(ネット巻き)/右:被害木への対策(薬剤樹幹注入)

講習会では、現在、神戸市と明石市に侵入が確認されている「クビアカツヤカミキリ」について、専門家からその生態や被害、野外での発見方法などをわかりやすく学びます。

クビアカツヤカミキリについて

中国、朝鮮半島等が原産地で、2018年1月に特定外来生物に指定されました。名前のとおり首(胸部)が赤色、他は光沢のある黒色の体が特徴です。

・成虫は5月末~8月頃に出現し、メスは1匹あたり生涯で最大1000個産卵します。幼虫期の2年間を樹木の中で過ごします。
・成虫はサクラ、ウメ、モモ等のバラ科樹木の樹皮の割れ目に産卵し、ふ化した幼虫はこれらの樹木の内部を食害しながら成長します。この時にかりんとう状のフラスを多量排出します。また、幼虫がさなぎになる前に、大量の木くずを出します。
・食害が進むと樹木を枯死させるため、桜並木等への被害が懸念されています。
・2012年に愛知県で確認されて以降、埼玉県、群馬県、東京都、大阪府、徳島県、栃木県、奈良県、三重県、茨城県、和歌山県、神奈川県、兵庫県(明石市、芦屋市、神戸市、西宮市、三田市)、京都府の14都府県で確認されています。

日時
2024年11月24日(日)第1部(座学)10:00~12:00/第2部(野外講習)14:00~15:00
※予備日11月30日(土)
※荒天となった場合には、講習会は中止となります。その場合予備日に実施となります。

場所
【第1部】外来生物展示センター
【第2部】明石市 石ヶ谷公園

内容
【第1部(座学)】
・外来生物とは?
・外来カミキリムシ対策について
・外来生物展示センターの見学
【第2部(野外講習)】
・幼虫の出すフラスの見つけ方、間違いやすいフラスの見分け方、防除対策の説明など
※第2部は、第1部に参加され、かつ現地まで自ら移動できる方のみご参加いただけます。第1部のみのご参加も可能です。

講師
樹木医:宗實 久義さん(むねざね樹木医・環境カウンセラー事務所)

料金
無料

募集人数
先着40名

申込方法
公式サイトより

サクラ・ウメ・モモ・スモモなどのバラ科の樹木を育てている人は、料金無料なので気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

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