にこてらす 料理通して国際交流
瀬谷区地域子育て支援拠点「にこてらす」でこのほど、「ワールドファミリーDayつくってたべよう」が開催された。同施設と、区内で活動する通訳・翻訳グループである「カムオン・シェシェ」の共催。
同グループは外国にルーツを持つ母親が、子育て中の外国人をサポートする団体。区内に住む外国にルーツのある人たち同士の交流を促進するのが、今回のイベントの目的だ。
当日は、にこてらすで働く中国人やベトナム人の指導で、ワンタンや生春巻きをクッキング。日本を含めて9カ国の家族が参加し、協力して料理を作り上げた。ベトナム人スタッフは「ゆっくり巻くと破れてしまう」などと、生春巻きの上手な作り方を伝授していた。
参加した東野在住のクエルボ・ステファニーさん(37)。コロンビア出身で、6歳の子どもを育てる。「色んな国の人と話せて楽しかった。同様のイベントがあったらコロンビアの料理も作りたい」と話した。
みんなに支援を
国際交流や多文化共生のプログラムを積極的に実施しているにこてらす。同施設の担当者は、外国籍の人が2500人、瀬谷区に住んでいることに触れ「外国籍の人にも、日本人同様の子育て支援を提供したい。普段から来ていい居場所であるということを、イベントを通して周知したい」と語った。