愛犬が『居心地が悪い』と感じてしまう4つの場所 普段の生活に潜む意外な盲点とは
愛犬が「居心地が悪い」と感じてしまう場所
愛犬のための専用スペースとして用意した場所は、果たして本当に愛犬にとって居心地の良い場所でしょうか。使っているところを見たことがない、ということがあるのではないでしょうか。
くつろぐ場所をあっちにこっちにとコロコロ変えながら過ごしていませんか。安心して落ち着ける場所がないのかもしれません。
飼い主にとって居心地の良い場所が、実は愛犬にとって居心地の悪い場所だった、ということがあります。
1.高温多湿の室内
愛犬が居心地が悪いと感じてしまう場所は、高温多湿である部屋です。
犬にとって快適な温度は22℃前後、湿度は40%程度です。愛犬の犬種・年齢・健康状態などによって変動します。
犬は「暑さ」に弱いとよく言われますが、「蒸し暑さ」を最も苦手としているのではないかと思います。
温度はそれほど高くなくても、湿度が高いことで「この部屋は居心地が悪いな…」と感じているようです。
愛犬に合わせて部屋の温度を下げると、飼い主にとっては肌寒く、体の冷えを感じることさえもあります。そんなときは、せめて湿度を愛犬に合わせてあげてください。
愛犬にとっての適切な温度と湿度を管理するためには、部屋に室内温度計を置き、温度と湿度の変化を見ながら、冷房や暖房を上手く活用しましょう。
2.初めて訪れた場所
愛犬が居心地が悪いと感じてしまうのは、初めて訪れた場所です。
お出かけをすることは大好きだけれど、初めて訪れる場所ではソワソワと落ち着きがなくなってしまったり、喜んでいるように見えて実は興奮気味であったりすることがあります。
人見知りや犬見知りをする犬、神経質な犬、怖がりな犬にとっては、とくに居心地の悪い場所です。
ペットカートやクレートを持って行き、犬が隠れることができたり、休憩することができたり、落ち着いて過ごせる時間を与えることができるとよいのではないでしょうか。
3.動物病院やトリミングサロン
愛犬が居心地が悪いと感じてしまうのは、動物病院やトリミングサロン等の飼い主と離れなければならない場所です。
動物病院でレントゲン検査を受けるとき、愛犬だけが検査室に連れて行かれます。飼い主が同行することはほとんどありません。
トリミングサロンでは、基本的には、飼い主が付き添うことはありません。お預かりからお返しまで、何時間も飼い主と離れて過ごさなければならないこともあります。
このように、飼い主と離れなければならない場所は、犬にとって不安と緊張と恐怖との闘いです。経験豊富で慣れている子にとっても、居心地の悪い場所です。
4.花火大会やお祭り会場、工事現場の近く
愛犬が居心地が悪いと感じてしまうのは、大きな声や音がする場所です。
花火大会の会場、お祭りの会場、工事現場、洗車中の車内など、不安・緊張・恐怖だけではなく、犬にとって不快感の強い場所でもあります。
「今すぐ逃げ出したい!」と、急に走り出してしまう犬もいます。首輪が抜けてしまったり、リードを手放してしまったり、迷子や交通事故の原因にもなりやすい場所であると言えます。
普段からちょっとした物音や振動に敏感なタイプである犬は、とくに注意してあげてほしいです。
まとめ
今回は、愛犬が「居心地が悪い」と感じてしまう場所を解説しました。
愛犬にとっての居心地の悪い場所が自宅の室内にあるのであれば、環境の改善が必要かと思います。
お出かけ先で愛犬が居心地の悪い仕草や行動や反応を見せたときは、そっとその場から離れましょう。
無理強いをすると、トラブルの原因になってしまうことがありますので要注意です。