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宝塚の住宅地にひっそりと佇む甘味処「茶寮ふふ」のすべて手作りで“和菓子のような”絶品かき氷 宝塚市

Kiss

すっかり暑くなってきて「かき氷」が美味しい季節の到来!最近はエスプーマを使ったものなど創作系のかき氷を出すお店も多いですが、筆者の中での王道は大定番の「宇治金時」。住宅地の中でひっそりと営業する甘味処が提供する「宇治金時」が絶品だとの噂を耳にし、さっそく取材に行ってきました。

今回行ってきたのは甘味処『茶寮ふふ』(宝塚市)。阪急「逆瀬川駅」から徒歩5分ぐらいの住宅地の中にある民家で営業する隠れた名店だと評判のお店です。

店内は田舎の実家に帰った時のようなほっこりとした気持ちにさせてくれる温かい雰囲気。

"自分のできる範囲内でやって喜んでもらいたい"と言い、それが活力になるのだという店主は"作れるものは何でも手作り"がモットー。今回お目当ての宇治金時のかき氷にもそんな店主のこだわりがいっぱい詰め込まれていました。

抹茶はお茶の先生が取り寄せするような高品質のものを使用し、注文を受けてから点て、自家製シロップと丁寧に練り合わせてくれます。小豆は自分の足で色々と歩き回って見つけ出した、夜久野町の農家が少量だけをこだわって作っているものを使用。じっくりと時間をかけて炊き上げているのだそう。

魅力的なルックスはまさにかき氷の王様とも言える風格!

今回はさらに練乳をかけた「宇治ミルク金時」にしました。もちろんこの練乳も手作り。3時間煮込んでつくるそうで1ℓの牛乳から350mlほどしかできないのだそう。

「宇治ミルク金時(白玉付)」1,500円(税込)

たっぷりと練乳をかけて完成。美しすぎて見惚れてしまいます!

まずは小豆をひと口。ふっくらと炊かれた粒あんのやさしい甘さが口いっぱいに広がります。点てたての抹茶のシロップは濃厚ながらも抹茶そのものの甘さを感じ、練乳はほんのりとした味わいなのにしっかりと甘い。

それぞれがすごく丁寧に作られているのを感じるような繊細な味わいで、それらが絶妙に合わさることでさらに美味しさを引き上げています。筆者の知っているかき氷とは全く次元の違うクオリティで、まるで和菓子を食べているかのよう。これは絶品です。

薄くてほわほわの氷は舌の上でスッと溶けるので食感も良く、食べ続けても頭がキーンと痛くなったりしませんでした。途中で味が薄くなることもなく最後の最後まで楽しめました。

同店は甘味処なのでおはぎやぜんざい、和菓子なども提供していますが、現在考案中なのが肩こりや腰痛、だるさや冷え性にも良いと言われる「酵素」を含んだシロップを使ったメニュー。砂糖とフルーツだけを10日間寝かすことで出来上がるそうで、この日はイチゴ、レモン、パイナップルの3種類が作ってありました。

少し試食させてもらい、酵素シロップを水で割ったドリンクを飲んでみました。

100%フルーツなので優しい味で、爽快感がありながらも後味がすっきりしていて暑い季節にぴったりな感じでした。

冬にはここにある火鉢で炭を起こし、自分の好みの焼き加減で餅を焼いたりもできるそうです

店主のこだわりが満載で、隠れ家のような雰囲気に癒される同店。店主が1人で切り盛りしていて、1つ1つのメニューを丁寧に作って提供しているのと席数が少ないので、予約をしてから行くのがおすすめです。


場所
茶寮ふふ
(宝塚市社町3-29)

営業時間
13:00〜18:00

定休日
月・木・祝日

駐車場

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