「姓名判断って何?」苦戦しながらも思いを込めた、娘の名づけエピソード
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4歳の娘・2歳の息子の子育てに奮闘しながら、フリーランスで仕事をしているママライターのTomomiです。初めての妊娠にマタニティハイ気味だった30歳の私は、妊娠6ヶ月の頃には早々に張り切って名づけ本を購入していました。
名づけ方が分からず途方に暮れて、ひたすら本を読破
早々に本を購入したものの、どうやって名前を考えたら良いのか見当もつかなかった私たち夫婦は、まず“赤ちゃんの名前ランキング”を調べたり、買ってきた本を何度も何度も繰り返し読みました。
それまで名づけの知識など全くなかった我が家にとって、とても新鮮で楽しい時間でした。名づけには、音から、漢字から、イメージから、開運からとさまざまな方面からのアプローチがあるという事は分かったものの、特に使いたい漢字があるわけでもなく、イメージもなかったので、最初はどうやって手を付けたら良いのか、正直途方に暮れました。
我が家の名づけ方は、コツコツノートに書きだす作戦
そこで、まず私がやってみたのは、ノートに情報を書き出す作業です。娘の出産予定日頃の星座、誕生石、月の花、季語、季節の漢字などを並べて、気になる漢字をピックアップ。同様に、名づけ本の中から、音が気に入った名前、気に入った漢字とその意味、好きなイメージに当てはまる漢字もピックアップしていきました。
意外にも気に入る音や漢字は少なく、この作業でかなり絞り込むことができたように思います。特にイメージから名前を連想するのはとても楽しく、私と夫が出会い、共に過ごしたオーストラリアの海をイメージしたり、大自然をイメージしたり、音楽や宝石をイメージしたり、自分たちの好きなものとおなかの中にいる我が子を思い浮かべながら書き出す作業は、とてもワクワクしました。
他にも、“どんな子に育ってほしいか”などの、我が子に託す思いを夫婦で話し合い、聡明な子、明るくて活発な子、努力家な子、素直で優しくおおらかな子、そんなイメージに合った漢字を連想するのもとても楽しかったです。
姓名判断「五運」の計算に大苦戦
段々と好きな漢字や名づけのイメージがまとまってきて、いくつかの候補を挙げる段階に来ましたが、ここにきて苦戦したのが姓名判断でした。人生のある時期や人間関係などに関係してくる画数を計算し、運勢を確認。女の子なので、いずれは苗字が変わる事も想定しつつ、全ての格で良い運勢になるようにするのは至難の業でした。
運勢を重視するあまり名前がおかしくなったり、名前が気に入っているのに凶数(名づけではできるだけ避けたい数)が出てしまったりと苦戦しましたが、最終的には使いたかった漢字を入れた名前で超幸運数が出たので、運命を感じてしまいました。
娘の名前につけた私たち夫婦の想いは、“青い空・碧い海のように、いつまでも広く大きく澄んだ心の持ち主でありますように” “空や海のように懐の深い優しい人でありますように”そんな願いを込めて名前を付けました。
娘の名づけは、私が書き出したノートと夫婦のインスピレーションを基に、たくさんたくさん悩んで決めました。ある程度名前を絞ってからは家族の意見も参考にさせてもらいながら、3つ程の候補に絞り、最後は生まれてきた我が子の顔を見てから決めました。結果的には、早くに取り掛かったからこそ、じっくりと思いを込めて名前を決めることができました。そして1番最初に“この漢字が好き” “この漢字を使いたい”と思った名前に決まったので、やはり初めのインスピレーションというのも大切なのだなと実感しました。親が子に贈る最初のプレゼント、そして我が子の一生の名前、とても責任重大ですが、込めた思いと共に幸せに育ってもらいたいですね。
[ Tomomi * プロフィール]
20歳で日本を飛び出しオーストラリアで就職。現地で出会った夫を日本に連れ帰り、茶畑に囲まれたのどかな土地で一姫二太郎の育児に奮闘中!趣味の“旅行”“フェス”“アウトドア”に子どもたちと行きたいと妄想しながら、現在は“パン作り”“園児が喜ぶお弁当作り”“手芸”に挑戦中の35歳、在宅ママライター。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。