「中学生の子どもがいる家庭」が夏休みに家計を圧迫する“意外な出費”3つ「前もって準備する」
家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。子ども達の夏休みが始まると、支出の増加が気になりますね。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、「中学生の子どもがいる家庭が夏休みに見落としがちな費用」をご紹介します。
(1)洋服代
普段は制服で中学校に通っているお子さんも、夏休みには私服で出かけるお子さんが増えてきます。
普段は私服を購入する機会が少なかったお子さんでも、夏前になると夏休みに着たい洋服をまとめて購入したがることも。
夏場は暑さにより着替えが増えることもあり、気づけば夏服ばかり増えてしまっていた……ということもありますよ。特に、男の子は、中学生の間にぐっと身長が伸びるお子さんも多いので、去年の服がすでに着られないことも。夏休みの洋服代を見落としがちな人は意外と多いので、あらかじめ用意しておきましょう。
(2)水道代
お子さんがいるご家庭で、意外と見落としやすいのが、夏場の水道代です。
特に、中高生のお子さんがいらっしゃるご家庭ですと、登校するのに制服、活動するのにジャージ、夏期に行われる水泳指導用の水着類、部活動で着用する部活動用の練習着、帰宅後に塾や遊びで外出するための私服、と一日に何度も着替えが必要になりやすく、洗濯の量が増えやすいもの。
また汗をかきやすい夏場は、帰宅後一度シャワーを浴びてから、夜もう一度入浴するようなお子さんも多いので、洗濯に加えてお風呂場での水道代もかさみます。たかが数千円の支出の増加、と気にしない人も多いのですが、あらかじめ増えると予測しておくと、後からの支払いも安心です。
(3)お友達との外出費用
中学生にもなると、親同伴で外出するよりも、友達同士で外出することが増えるお子さんも多いもの。
特に夏休みは、他の休みに比べて期間が長いので、子どもとしっかり約束しておかないと、思いがけずまとまった出費になってしまうことも。
日頃からお友達と出かけることの多いお子さんほど、夏休みにもお友達とお出かけする可能性が高いので、夏休み前から、どれくらいの頻度なら遊びに出かけてもよいか、夏休みを通していくらまでのお小遣いなら渡してあげられるのかなど、あらかじめ話し合っておきましょう。
中学生ならではの支出に気をつけて
中学生になると、小学生の頃と異なり中学生ならではの支出も増えてきます。小学校の頃より忙しくしているお子さんも多く、そのために支出も増えやすくなります。支出が増えることを前もって見込んでおくだけでも、やりくりがしやすくなりますから、見落としている支出があったらあらかじめ想定しておきましょう。
あき/家計簿&家計管理アドバイザー