小学生が調剤に挑戦 市薬剤師会が夏休み企画
藤沢市薬剤師会(村上和宣会長)による「こども薬剤師体験教室」が4日、藤沢商工会館で行われ、小学生およそ25人が参加した。
この企画は、薬剤師の仕事を身近に感じてもらおうと同会が毎年実施。コロナ禍を経て4年ぶりの昨年のリアル開催が好評だったことから、今年は定員枠を5人拡大して行われた。
白衣に身を包んだ小学生は、模擬処方箋を使用した調剤に挑戦。地元薬剤師の指導を受けながら真剣な面持ちで専用の機械を使った粉薬の分包、軟膏同士の練り合わせなどの作業に取り組んだ。
当初、薬剤師に興味がある子どもは参加者の数人だったが、最後のアンケートではほぼ全員が「興味がわいた」とコメント。同会担当者は「嬉しい気持ちでいっぱい」と話す。また、応募が多く抽選で漏れた子どももいることから、「10月の薬剤師会イベントでもプチ体験をやるので、ぜひ、遊びに来て欲しい」と呼び掛けた。