通学路の落書き消す ボーイスカウトの高校生
宮前区を拠点に活動するボーイスカウトの川崎第54団が8月14日、横浜生田線長沢交差点付近にある陸橋下のトンネルで落書き消しを行った。高校生団員5人を中心に、団の大人や区職員ら15人が参加した。
高校3年生の井田翔仁さんが、通学路の途中にある落書きが気になっていたところ、今年3月に馬絹町内会の有志らが落書き消しを行ったニュースを知り、「自分たちでもできるのでは」と区に相談したことがきっかけ。区では町内会・自治会・ボランティア団体などに対して落書き消し用の機材の貸与などをの支援を行っており、その制度を利用した。
当日は、約19mのトンネル両壁面に描かれた落書きを、ペンキ塗りのローラーを使い約2時間かけて塗装し、落書きを消した。
井田さんは「きれいになってよかった。これからも地域のためになることで、ボーイスカウトにできることがあればやっていきたい」と話した。