3歳児を連れてワカサギ釣りに挑戦【山中湖】小型ドーム船利用で260匹の大漁に笑顔はじける
寒い冬こそ、家族で楽しめるワカサギ釣りはいかがでしょうか?特に暖かいドーム船なら、小さな子どもでも安心して釣りに挑戦できます。今回は3歳児と一緒に山中湖の小型ドーム船でワカサギ釣りを体験。手軽に釣れるポイントやおすすめのタックル、初心者向けの釣り方を紹介します。冬の思い出作りにぴったりですよ!
山中湖の小型ドーム船でワカサギ釣り
冬という季節は、どうしても閉じ籠りがちになってしまうものです。家でのんびりするのも良いですが、やはり冬ならではの楽しみを家族で体験したいものです。一日外では凍えてしまいますが、暖かいドーム船でのワカサギ釣りならば、家族みんなで楽しめますね。
子どもの成長に非日常体験は最高の教材
子どもが自然に触れづらくなった昨今、脳科学では、子どもの非日常体験が自己肯定感やコミュニケーションスキルを高めるという研究結果が出ているそうです。
大自然の中で釣りをすることによって、子どもたちに素晴らしい体験をさせ、大きな成長を促しましょう!と、奥様を説得してみましょう(笑)。
フィールド選定
子どもでも魚が釣れるためには、フィールド選定が最も重要です。ワカサギドーム船は数多くありますが、その大半は小学生以上が乗船可能となっています。未就学児にはハードルが高いようです。調べてみると、関東近郊では山中湖の小型ドーム船が最適でした。
今回は、山中湖で小型ドーム船をメインに営業している「フィッシングプラザ丸一荘」にお世話になりました。
未就学児でも乗れる小型ドーム船とは
小型ドーム船とは、ボートに小型のドームが被さったような船のことです。大人なら4人で満席になるほどの小さな船ですが、小型のエンジンが備え付けられており、中央にはワカサギ釣り用の穴が用意されています。寒さを凌ぎつつ、快適に釣りを楽しむことができます。
用意したタックル
自前で用意したタックルは以下のとおりです。
リール:シマノ レイクマスターCT-T
竿:シマノ レイクマスターM03K(その他 PROX製等多数)
ライン:シマノ ラインレイクマスターEX PE 0.3号(リーダー:ナイロン1号 50cm)
仕掛け:0.8号〜1.0号の小さめの針のもの。錘は5〜7g。
山中湖のポイント水深が6m前後であるため、軽めの仕掛けを用意。また、船宿の手巻き竿一式もレンタルしました。手巻きは楽しいですね。
電動リールがおすすめ
船宿のレンタルタックルは手巻きの竿が主流ですが、ここで注意点があります。
子どもが手巻きでワカサギ釣りをする際には、どうしてもリールの巻き過ぎが発生してしまいます。ワカサギ釣りは水面が比較的見えづらいため、仕方のないことですが、場合によっては竿先を破損してしまうことになります。せっかくの釣りが台無しになってしまうのは避けたいところです。
そこで、少々値段はかかりますが、自動船べり停止機能がある電動リールの使用をおすすめします。
簡単なワカサギの誘い方
大人であれば、さまざまな誘いを入れて釣りを楽しむところですが、相手は子どもです。どれだけ簡単な釣り方を教えて、実践させるかがポイントとなります。
私が子どもに教えた釣り方は以下のとおりです。
1. 仕掛けは絶対に真っ直ぐにしたままで底まで落とす。
2. 底についたらすぐにリールのクラッチをロックする。
3. 5まで数えたらリールを少し上げて、また落とす。
4. 竿先がプルプルしたら巻き上げる。
5. アタリがなければ、また5まで数えて繰り返す。
この誘い方がシンプルで最適です。まずは確実な方法で釣りを開始させました。YouTubeで名人がやっていた誘いをそのまま真似したのは内緒です(笑)。
ワカサギが入れ食い
実際にエサ(当日は紅サシを使用)をつけて、仕掛けを投入。まずは私が釣って見せることにしました。見て覚えるのが一番早いです。
当日は、前週まで不調だった釣果が回復気味で、船宿のおかみさん曰く「今、回復気味で昨日はよく釣れたよ!今日は期待できるよ!」とのことでした。
その言葉を信じて慎重に誘いを繰り返すと、6本針仕掛けに2匹ほどのワカサギが顔を見せてくれました。
「さぁ!やってみよう!」
と子どもたちにタックルを渡したところ……。
「とーちゃん!すぐに竿がプルプルしたよ!」
「またきた!針に全部お魚ついてる!」
子どもたちは興奮気味です。時刻はAM8:30を回った頃。一体どうなっているのでしょうか。
最終釣果
それからも釣れ続けました。私はエサ付けや魚外しに大忙しです。
「父ちゃんにも少し釣らせてくれ」
……と言いたい気持ちをグッと飲み込み、子どもたちの爆釣サポートに回りました。
子どもたちが飽きたタイミングで私も釣ってみましたが、水温低下の影響か、湖底でよくアタリがありました。当日は魚探も使用していましたが、あまり底の反応がない時でも、小型のワカサギが元気よくエサをつついていました。
結果的には260尾の釣果。
子どもたちは遊び疲れて車内で眠る中、大きな富士山に見送られて、大満足の釣行となりました。
<たきがわ/TSURINEWSライター>