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『フォレスト・ガンプ』完全再現、トム・ハンクスが息子のMVに登場

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トム・ハンクス主演『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)の感動が30年の歳月を超えて蘇る……ただし映画のスクリーン上ではなく、ミュージックビデオで。トムの息子であるチェット・ハンクスが自身の音楽デュオSomething Out Westの最新ミュージック・ビデオで、『フォレスト・ガンプ』の名シーンを再現している。トム自身もゲスト出演を果たしている。

トムとリタ・ウィルソン夫妻の長男であるチェットは、俳優・ミュージシャンとして活動中。バンドSomething Out Westの新曲「You Better Run」は、『フォレスト・ガンプ』の序盤でいじめの標的にされていた幼きフォレストが、幼馴染のジェニーに“Run, Forrest, Run(走って、フォレスト。走るのよ!)”と促されて驚異的な俊足を発揮することになるシークエンスを思わせるタイトルだ。

ミュージックビデオの冒頭では、ベンチに腰掛けるチェットが、隣に座った女性にチョコレートの箱を差し出す。空から舞い落ちる白い羽根や、チェットが着用している青と白のチェック柄のシャツやアタッシェケース、「Something Out West」「You Better Run」のタイトルのフォントなど、細部まで『フォレスト・ガンプ』の世界が盛り込まれている。

https://www.youtube.com/watch?v=DuKJsRDuE0c

https://www.youtube.com/watch?v=DuKJsRDuE0c

「Jenny」の名が記された船上での演奏シーンと、『フォレスト・ガンプ』再現シーンをミックスしたミュージックビデオでは、映画のフォレストと同様に、石を投げられたチェットが駆けだす。必死で走る際の腕の動きやフォーム、ベンチで隣り合った老婦人と話す時の表情までもチェットがフォレストに寄せているのが非常にユーモラス。再現シーンのノスタルジックな雰囲気と、明るくキャッチ―なサウンド、メロディも好コントラストをなしている。

ビデオの中盤には父トムも登場する。チェットと向かい合い、息子の歌唱に若干困惑しながらも、最後にはほほ笑み、ハグを交わす。長髪に伸び放題のヒゲ、赤いキャップ姿、映画の終盤で何年も走り続けたフォレストの完全コピーで、ミュージックビデオは締め括られる。

https://www.youtube.com/watch?v=DuKJsRDuE0c

を総なめにし、社会現象とまでなった『フォレスト・ガンプ』の続編が製作されなかったことに安堵していると、トムは以前にもいたが、愛息がこのような形でオマージュを捧げたことは喜ばしかったに違いない。

なお、『フォレスト・ガンプ』でタッグを組んだロバート・ゼメキス、ロビン・ライトとのとなる最新主演映画『HERE 時を越えて』は2025年4月4日より日本公開だ。

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