第3子妊娠で初のトラブル! 健康が自慢の私が不整脈?
8歳と5歳の女の子、2歳の男の子のママライター“IMARI”です。24歳で結婚し、25歳で第1子、28歳で第2子、31歳で第3子を出産しました。
上の2人は順調な出産でしたが、第3子妊娠6ヶ月目に突然『不整脈』を発症しました。不整脈発覚時から出産まで、揺れ動いた私の心境をお伝えします。
待望の第3子妊娠! 3姉妹になるかも?
第3子妊娠発覚と同時につわりが始まりましたが、上2人のときと様子が違ったので、「もしかすると男の子かもしれない」と思っていました。しかし、健診の時に性別をたずねると「女の子かな」と言われたのです。
私は3姉妹になるかもと大喜びでしたが、夫は少し残念そうにしていました。「健康で生まれてきてくれたら、それだけで感謝だよね」と、夫婦で話したことを覚えています。
妊娠6ヶ月のころ、長女の小学校入学を見据えて実家近くに転居しました。引越しに伴い、今までの産院から転院することになったのです。転院後の初健診で、おなかにエコーを当てた瞬間、股の間に何かが見えました…。「性別は女の子ですよね? 」と確認したところ「男の子ですよ~」とまさかの返答。すぐに夫に報告すると、電話越しにとても喜んでいるのが分かりました。
さらにまさかの不整脈発症で、私の気分は一気にどん底へ…
しかし、喜びはつかの間でした。その後、私の気持ちはどん底に落ちたのです。原因は、その後に受けた心電図検査でした。検査後に診察室の扉を開けると、先生の顔が曇っているように見えました。
不安な気持ちで診察室へ入ると、「今まで心臓の検査で引っかかったことはないか」と聞かれました。今回の検査で、かなりの数の不整脈が出ているとのこと。「まさか私が…? 」と、頭が真っ白になりました。私は学生時代から運動を続けていたので、健康には自信があったのです
産婦人科では対応できないため、改めて大きな循環器病院で再検査することになりました。そこでもやはり、不整脈と診断されました。その時点では、何の自覚症状もありません。不整脈の数からして、妊娠が原因ではないかもしれないとのことでした。
3人目にして初の促進剤! 赤ちゃんは? 不整脈は?
「無事に出産できるの? 」「出産後に手術になるの? 」など、さまざまな不安が押し寄せてきました。妊娠中は治療ができないそうで、不安を抱えながら普段と変わらない生活を送ることになりました。
それからは特に自覚症状もないまま、出産予定日の前日になりました。赤ちゃんが大きかったため、3人目にして初の陣痛促進剤の使用です。あっという間に子宮口が全開になり、急いで分娩室に移動。分娩台に乗った時にはもう赤ちゃんの頭が見えていたのでそのまま出産し、無事に元気な男の子が生まれました。
心配していた不整脈のことを考える暇もありませんでした。入院中も問題はなく、無事に退院ができてほっとひと安心。退院後、不整脈の再検査を受けましたが、なんと心拍数は正常で不整脈は完治。これには先生も驚いていました。
予定日前日に生まれたにもかかわらず、長男は体重3988g、身長52cmのビッグベビーでした。
不整脈の再検査には母が付き添ってくれたのですが、完治の結果には2人で涙を流して喜びました。私のように健康体だと思っている人でも、妊娠・出産は本当に何が起きるか分かりません。
不整脈の発症にはとても驚き不安になりましたが、生まれてきた赤ちゃんの顔を見て「どんなことも乗り越えていこう」と思えました。赤ちゃんはママの力の源です。
[IMARI*プロフィール]
ママライター“IMARI”です。8歳、5歳、2歳の子どもがいます。今しかない子どもたちとのキラキラした日々を、大切に過ごせたらいいなと思っています。子どもたちに「ママかっこいい」と思ってもらえるように、仕事も頑張っています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。