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【業界のDXと人材育成促す】北陸技術事務所(新潟市西区)内に「北陸インフラDX人材育成センター」開所 除雪車や重機のシュミレータ、3次元測量の研修なども

にいがた経済新聞

除雪トラックシュミレーター。画面には中心に運転席のほか、左右には車体を上や横から見た様子も表示されている

開所式の様子

国土交通省北陸地方整備局が3月27日、北陸技術事務所(新潟市西区)内に「北陸インフラDX人材育成センター」を開所した。重機や除雪機などのシュミレータや3次元測量などの研修ができる設備を配置。同局の職員だけでなく、自治体や民間、また学生なども対象に講習や体験の提供を行っていく。

今回、北陸技術事務所には、バックホウの遠隔操作実習などを行う「屋外実習エリア」と、技術情報棟2階を改修した「研修ルーム」「DXルーム」が新設。

「DXルーム」には、オペレーター育成を目的としたバックホウと除雪トラックのシュミレーターのほか、VRゴーグルやドローン、ウェアラブルカメラを活用した、遠隔臨場や3次元測量といったデジタルの活用を体験できる設備を用意。「研修ルーム」でも3次元測量や3Dモデル作成などの研修を行い、業界のDXを促す。

研修ルーム

除雪トラックシュミレータ。画面には中心に運転席からの視点のほか、左右には車体を上や横から見た様子も表示されている

なお、除雪トラックシュミレータは、実際の除雪トラックの3Dデータを応用し作られたもの。仮想の町の中を除雪しながら走行できる。除雪装置のレバー類操作などはリアルに再現している一方で、実際の運転席の視点だけでなく車体全体を俯瞰できるモードにも切り替え可能。慣れていない運転者にも車体感覚が掴みやすい。

こちらは改良も重ね、今後はイベントの際に小学校などへ出展することも考えているという。身近ながら人材不足が深刻な部分だけに、仕事への理解や将来の担い手確保へ向けた取り組みには期待がかかる。

開所式に際し、北陸地方整備局の遠藤仁彦局長は「ソフトや資材と、そうした道具を活用できる人材の両輪が確保できなければインフラDXを進めることは難しい。前者は充実してきているが、課題は後者。北陸インフラDX人材育成センターは、まさにその課題に向き合うための施設。自治体職員や民間事業者、また未来の担い手となる学生にも活用していただきたい」と話した。

北陸地方整備局の遠藤仁彦局長

UAV(ドローン)シュミレータ

遠隔操作中のバックホウ

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