“神戸のパスタ”といえばここ!『RYU-RYU三宮店』でユニークな「六甲おろしパスタ」を実食 神戸市
1977年に創業したスパゲティ専門店『RYU-RYU(リュリュ)』は、当時では珍しい“アルデンテ”の食感にこだわった麺とオリジナリティあふれるメニューで、有名人にも多くのファンがいる人気店。“神戸のパスタ”といえば同店を思い浮かべるという人も多いのではないでしょうか?
今回はズバリ“店が長く愛されてきた理由”を徹底取材。お店やユニークなメニューの誕生秘話について話を伺ってきました。
現在県内外に15店舗を構える同店ですが、今回取材したのは「さんプラザ」地下1階にある『RYU-RYU三宮店』(神戸市中央区)。1982年にオープンし、平日はどの時間もにぎわっています。
創業当時、パスタは茹で置きの麺にソースをかけて食べるのが主流だったそう。その中でも創業者は”アルデンテ”の食感にこだわり、メニューを次々と開発。一時は150種ものメニューが提供されていたというので驚きです(社員の方でも食べたことのない味もあるとか…)。
現在でもそのメニューは80種と多種多様。「毎日来てくれる人にも“きょうは何食べよう?”という楽しみを持ってもらえるように」との思いから、日替わりメニューだけでも3種が展開されています。
そのほか“アルデンテ”をいつどんな時でも楽しめるよう、季節に合わせてゆでる時間を調整。さらにアツアツを提供することなど、そのこだわりは今でも引き継がれています。
この日は数多くあるおすすめメニューから、阪神ファンの記者はその名前に惹かれて「六甲おろしベーコン野菜」をチョイスしました♪
鰹節とおだしの味わいがしっかりと感じられ、最後に大根おろしのさっぱりとした風味が鼻を抜けます。
「パスタ×大根おろし」という組み合わせは和風ながらガツンとしたパンチがあり、最後の一口まで飽きずにおいしくいただくことができました♪これはクセになる…!
またサラダにも秘密が。こちらの「黒ゴマドレッシング」がかなり人気で、ドレッシングのみを購入される方も多いのだそう。黒ゴマの香り高さが濃厚なのにさっぱりとした味わいで、人気が高いのもうなずけます。
さらに同店では「バターライス」も人気。一人ひとつパスタを注文し、バターライスを分けて食べられるという方も多いのだとか。こちらもおすすめだという「牛肉としそのバターライス 半熟玉子のせ」をいただくことに。
しその香りと牛肉の味わいがマッチ!固めに炊きあげられたパラパラのバターライスの食感がよく、トロトロの半熟卵と牛肉と一緒に口いっぱいに頬張りたくなります。パスタ顔負け”看板級”のおいしさで、これだけでも食べに来たくなりました。
あと2年で50周年を迎えるという同店。「これからもおいしさにとことんこだわり、関西を離れられた方にも『まだあった!』と思ってもらえるような店づくりを行っていきたい」と話してくれました。長く愛される店には理由があるんだなぁと改めて感じた記者なのでした。
場所
RYU-RYU 三宮店
(神戸市中央区三宮町1丁目8-1 サンプラザビル B1)
営業時間
11:00~15:00、17:00~20:30
定休日
なし