93台で課税漏れ 差額分35万円徴収できず 伊賀市の軽自動車税種別割
三重県伊賀市は4月24日、軽自動車税の種別割に含まれるボートトレーラーなどの「被けん引車」に対する課税漏れがあったと発表した。対象は2015年3月末までに新規登録した93台（82人）で、課税漏れの総額は54万8400円。地方税法の規定で、さかのぼって課税できる期間は3年で、16年度から20年度の差額分計35万7600円は徴収できないという。
市課税課によると、14年度の条例改正で経過措置として旧税率を適用する対象に「被けん引車」が含まれていないのに、新税率の3600円より1200円少ない2400円で課税していた。先月29日に24年度の納税通知書を発送する準備をしていた職員が気付いた。確認を怠っていたことなどが誤りの原因だという。
差額分の課税対象は21年度から23年度で、総額は計19万800円。対象の56人に5月1日付の納税通知書に謝罪文を同封するとしている。
