【東広島】西条農業高校が9年ぶりに全国高校駅伝出場!「駅伝力」で強豪に挑む
県立西条農高(東広島市西条町田口)の陸上部男子が、12月22日に京都市で行われる「男子第75回全国高等学校駅伝競走大会」に出場する。9年ぶり9回目。選手たちは「目標にしていた都大路出場がかないうれしい。全国では西条農の駅伝記録(2時間7分46秒)の更新を狙いたい」と意欲を見せている。
西条農高は、県代表を決める県予選(11月3日)では世羅に次いで2位に終わったが、各県予選の優勝校を除いた最上位校に都大路切符が与えられる中国高校駅伝(11月17日)で、2位に入り、中国地区代表として全国舞台への出場権を獲得した。
中国高校駅伝は、「駅伝力」の2位だった。1区で11位と出遅れながらも、その後、一人一人が粘り強い走りで順位を押し上げた。区間賞はゼロながらも、全員が持ち味を発揮。『信じて託す』という言葉を理念に掲げ、チームとして勝負する意識を持って練習を続けてきたことが、全国への扉を開いた。
主将の小池千勇さん(2年、松賀中出身)は「全国では、みんなで支え合いながら、県予選で5分30秒離された世羅の背中に少しでも近づきたい。夏に合同で合宿をした全国の強豪選手と一緒に都大路を走れるのが楽しみ」と張り切る。
西条農高の長距離部員は23人。うち3年生は4人で、7区間中6区間は1、2年生の若い布陣だ。指導に当たる引地真一監督は「3年生が引っ張ってチームを作ってくれた」と3年生に感謝しながら、「西条農記録を更新すれば20位台が見えてくる。来年につながるよう、悔いのないレースをしたい」と話している。
選手は、12月3日、市役所に高垣広徳市長を表敬訪問し、高垣市長から激励を受けた。全国出場メンバーは次の通り(敬称略)。
曽我優皇(3年)、西中健人(3年)、荒川慶悟(2年)、倉橋征己(2年)、小池千勇(2年)、白石悠斗(2年)、林稜湊(2年)、南智樹(2年)、千葉海虎(1年)、原心傘(1年)
(日川)
プレスネット編集部