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<ドロ沼!不倫の密告>ウチの旦那が不倫?手紙で暴かれた真実に……「ツラすぎる!」【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私はシズカ(35歳)。結婚10年目の旦那・トモヒコ(40歳)と、小学4年生の娘・ウタの3人家族です。トモヒコは年々きつくあたってくるようになり、私は辛い思いをしています。それでもウタのことを考えると離婚という選択肢はとれず、夫婦関係を続けてきました。辛くてもウタのためと思えば頑張れます。親しいパートの同僚・サユリさんに話を聞いてもらって鬱憤を晴らす毎日だったのでした。

トモヒコの剣幕に気圧された私は、急いでお弁当を作り直しました。なんとかトモヒコが家を出る時間には間に合ったのですが、彼を送り出した後に体調が悪化してしまいソファに横になりました。私は亭主関白のトモヒコの言動に日々心を痛めています。辛い思いをする生活から解放されたい。そう思うのですが……。

ウタはいつも私を気遣ってくれます。私はそんな健気なウタに悲しい思いをしてほしくないので、トモヒコとの離婚は考えていません。私はなんとか自分を奮い立たせると、ウタを小学校へ送り出してからパートに行きました。

体調がすぐれないなか仕事をしていると、パート仲間のサユリさんが話しかけてくれました。彼女は4年間一緒に働いていて、いつも相談にのってくれる心強い存在です。

「顔色が悪いけど、なにかあった?」「実は……」私が今朝のトモヒコの言動を打ち明けると、サユリさんはとても心配してくれました。「体調は大丈夫? それなのに作り直せだなんて……悲しくなるね」

サユリさん自身が最近離婚したこともあって、私の家庭の問題に対しても真剣にアドバイスをしてくれます。私はサユリさんに話を聞いてもらうたびに心が軽くなります。悩みを吐き出せる人がいるからまた頑張ろうと思えるのです。そして気持ちを切り替えて帰宅し、自宅のポストを確認すると……。なかには差出人不明の封筒が入っていました。

おそるおそる封筒を開けると、1枚の便せんが入っていました。そこには衝撃の内容が書かれていたのです。「自分はトモヒコさんの元不倫相手で、現在は別の不倫相手がいる」私は思わず便せんを落としてしまいました。トモヒコは仕事人間ですし、そんな気配を感じたことは今まで一度もないのです……。ウタのために今までどおり夫婦関係を続けなければと思ってはいますが、もし不倫の話が本当であるならばさすがに心が折れてしまいそうです。

元不倫相手から、ナゾの申し出「お手伝いしたい」困惑と怒り!

手紙の差出人によると、トモヒコの現在の不倫相手は同じ職場の部下であるレナという女性だそうです。手紙にはふたりを目撃して尾行した経緯や、レナさんの現住所が記載されていました。その内容がとても詳細だったので、嘘だとは思えなくなってきました。トモヒコが不倫していることが現実味を帯びると、余計に胸が苦しくなってきます。なんとか最後まで読み進めると、文章はこんなふうに締めくくられていました。

不倫を止めるお手伝い……? どういうこと? 私は混乱してしまいました。元不倫相手がなぜそう申し出てきたのか、その意図がまったくわかりません。私は複雑な感情を抱きながら数日間を過ごしたのですがなかなか気持ちの整理がつかず、思い切って同僚のサユリさんに相談することにしました。

サユリさんに話すと、信じられないというような表情をしながらも話を聞いてくれました。「旦那さんが不倫しているなんて辛いね……」気持ちの整理がついていない私は、サユリさんの意見を聞いてみます。するとこんな答えが返ってきました。「私なら、差出人からの情報を頼りに不倫を止めようとするかな。この手紙を出した人には罪悪感があるんじゃないかな? だから善意で協力してくれるんだと思うよ」

サユリさんが私のためを思って真剣にアドバイスしてくれたことはとてもありがたかったです。会話が終わった後も、私の頭のなかにはサユリさんの「まずはレナさんと接触してみたら?」という言葉がずっと残っていました。差出人の言葉はまだ信じることができません。サユリさんの推測どおり、同じ職場の人なのかどうかもわかりません。せめてトモヒコが本当に不倫しているのか、実際にこの目で確かめたい。私はそんな気持ちになったのでした。

仕事じゃないの?早朝からセッセと不倫する旦那「ウソでしょ」

私はまたもやショックを受けました。仕事熱心なトモヒコのために毎朝5時に起きてお弁当を作っていたのに、早く家を出るのは不倫相手に会うためだったということ……? 怒りとともにやるせない気持ちがわいてきました。私はいつものようにお弁当を作ってトモヒコに渡すと、さりげなく尋ねてみました。

トモヒコは大声で怒鳴ると、家を出て行ってしまいました。その怒号で目覚めたのか、ウタが2階から下りてきました。そして心配そうに私に声をかけてきます。「……ママ……大丈夫?」

私はウタを学校へ送り出すと、落ちこんでいるだけではいけないと強く思いました。信ぴょう性のない情報におどらされるのではなく、自分の目で確かめるべきだと考えたのです。気持ちを切り替え、すぐに手紙に書かれていたレナさんの自宅マンションへと向かいました。もしトモヒコが朝早くから彼女の家を訪れているのなら、出社するためそろそろエントランスから出てくるはずです。私は物陰に隠れて様子をうかがいました。

半信半疑で待ち構えていたのですが……トモヒコの不倫は真実でした。相手は20代前半と思われるとても若い女性。私は信じられない思いで唖然としながらも、なんとかスマホを取り出し証拠写真を撮りました。心の準備はしていたつもりだったのですが、実際に不倫現場を目撃すると胸が締めつけられるように痛くなりました。私やウタを裏切っていたトモヒコの姿に、絶対に許せないという気持ちを強くしたのでした。

手紙の差出人を信じていい?「旦那と同じ職場の人かも」疑う私

話を聞いたサユリさんは「まずは2人を別れさせたほうがいいよ」と勧めてくれました。自分が離婚した経験があるからか、とても親身になって考えてくれています。その気持ちは嬉しいのですが、やはりどこまで手紙の差出人を信用していいのか……。差出人が本当に元不倫相手なら、許せない相手であることに変わりはありません。向こうの思惑どおり行動することにはどうしてもモヤモヤしてしまうのです。

自宅のポストにはあれからまた手紙が届いていました。今回の手紙には「レナさんに本命彼氏がいること」「それをトモヒコに伝えるための具体的な案」がいくつも記されていました。けれど私は次第に、元不倫相手に利用されているような気がして嫌になってきたのです。同時に、正体が知りたいと強く思うようになりました。もしサユリさんの言うように元不倫相手もトモヒコの職場の人なのだとしたら……。そう考えて、手紙に頼らず自分で行動を起こしてみたのです。

私は大学の同級生・アカネが半年前にトモヒコと同じ会社に転職したことを思い出し、連絡を取ってみることにしました。ウタが寝静まったあと、私は電話をかけました。アカネはすぐに出てくれました。「久しぶりだね! 元気?」私が事情を話すと、アカネは真剣に聞いてくれました。

サユリさんからは手紙を頼りに行動したほうがいいと言われたものの、次第に私はモヤモヤするようになりました。そこで元不倫相手の正体を知りたいと思った私は、トモヒコと同じ会社に勤務するアカネに連絡を取ったのです。しかし深刻そうな声で「謝りたいことがある」と言われてしまい……。その瞬間、心臓がバクバクしました。もしかしたらアカネが元不倫相手なのかもしれないという思いがよぎったのです。いったい何を言われるのかとても不安です。

自分の心に正直に!「娘のために、旦那と離婚する」決めた瞬間

「私も彼氏に浮気されたことがあるから辛さがわかるの。だからずっと黙っていてごめんね……」アカネはすごく申し訳なさそうに謝ってくれました。私はもしかしたらアカネがトモヒコの元不倫相手なのかもしれないという不安を抱いていました。しかし彼女が転職したときにはもうトモヒコとレナさんが不倫関係にあったようで……。その状況から考えて、アカネが元不倫相手だということはまずないでしょう。なにより心優しい彼女を疑ってしまってこちらこそ申し訳なかったです。

私はさらなる手がかりを探すためにアカネへの質問を続けました。「旦那の元不倫相手は同じ職場の人かもしれないの。なにか心当たりある?」「うーん……そういえば、社外の人だって聞いたことがある」「えっ……」「実は同僚が1年ほど前に、ホテルから旦那さんと女性が出てくるのを見たらしいの。社内で見かけたことがない人だったって」トモヒコの元不倫相手は同じ職場の人だろうと思っていた私。その正体に少しずつ近づけていると思っていたのに、推測が外れてしまいました。

トモヒコの元不倫相手は同じ職場の人ではないようです。またその正体から遠ざかってしまいましたが、アカネのおかげで気持ちの整理ができました。以前はウタのために離婚するべきではないと考えていたのですが、今はウタを心配させないためにも離婚して心機一転新しい生活をスタートさせたい気持ちが強いです。アカネは元不倫相手を目撃した同僚にもう一度話を聞いてくれるとのこと。私は元不倫相手が誰なのかを突き止めてスッキリさせたいと思ったのでした。

あ、違和感……!手紙の送り主の正体って、アナタだったの!?

自宅のポストにはまた新たな手紙が届いていました。いかにしてトモヒコとレナさんを別れさせるべきかについての計画が便せん2枚に渡って綴られています。「旦那さんは金づるとして利用されている可能性があります」「これ以上貢いでしまったら家計も厳しくなるのでは」けれど私はその場で手紙を破りました。もう元不倫相手の言葉におどらされたくなかったからです。その晩、私はウタに離婚の意思を伝えました。

私はウタを抱きしめました。まだ10歳なのにこんなに辛い思いをさせてしまっていた……。申し訳なさで胸がいっぱいになりました。そしてウタが本音を言ってくれたことで私の決意はより固まりました。私はトモヒコと離婚して、絶対にウタを今以上に幸せにしてみせる。そして翌日、私はパートの同僚・サユリさんにも離婚の決意が固まったことを報告しました。「私、旦那と離婚する」そう言うと、離婚の大変さを知っているサユリさんは慌てて止めようとしてきます。

私の言葉にサユリさんは明らかに動揺すると、そそくさと席を立って姿を消してしまいました。思い返せばサユリさんは私に「旦那さんと不倫相手を別れさせるべきだ」と何度も強く勧めてきました。そのうえ「離婚はしないほうがいい」とも言っていました。つまりサユリさんは、手紙の差出人と全く同じ考えなのです。もし同一人物であったなら……。サユリさんを信じていろいろと相談していたのでショックが大きいです。私は真実を突き止め、そしてウタのためにも早く離婚を成立させようと思ったのでした。

証拠の写真ゲット!寄り添うふりして裏切っていただなんて……

あれからサユリさんは一切私に話しかけてこなくなりました。きっと私に勘付かれてしまったことに気づいたのだと思います。私は以前パート先でもらったメモの筆跡から、サユリさんが手紙の差出人なのだろうという思いを強くしていきました。書かれている内容が本当ならば、表面上はずっと私と仲良くしながら裏ではトモヒコと不倫していたことになります。悩んでいると、突然アカネから電話がかかってきました。

写真にはトモヒコに甘えるように腕を絡めたサユリさんの姿……。全身の血がにえたぎるような怒りを感じました。しかし不倫の証拠は手に入りました。私はアカネにお礼のメッセージを送ると、すぐにサユリさんに連絡したのです。「明日の朝8時にレナさんのマンション前に来てください。トモヒコと話す機会をあげます」返信はありませんでしたが、あれほど執着している元不倫相手なら来ないはずはないという確信もありました。

私は歯を食いしばりながら必死に涙をこらえ、精一杯トモヒコをにらみ返しました。トモヒコは私に怒鳴ると、家を出て行ってしまいました。反抗されたのがよほど不快だったのか、ついに手を出してきたのです。しかし、もうやられっぱなしでいるつもりはありません。私に寄り添うふりをしてトモヒコと不倫し、私を利用しようとしたサユリさんのことも許せません。トモヒコにレナさん、そしてサユリさん……。私は3人と決着をつけて、きっぱり離婚しようと思います。

ザ・修羅場!同じ空間に妻と不倫相手と元不倫相手……慌てる旦那

トモヒコは明らかに動揺しています。一方のレナさんは、あまり私に関心がないようです。私はトモヒコに向かって口を開きます。「不倫現場の写真は撮ったし、言い訳はいらないわ」「どういうつもりだ!? スマホを渡せ!」トモヒコは私のスマホを強引に奪おうとしてきます。そしてトモヒコが手をあげようとした瞬間、私は言い放ちました。「これ以上暴力をふるうと余計に不利になるよ。今録音しているから」「なんだと?」

「ウタもいるのに不倫したあなたを絶対に許さない。慰謝料をたっぷり取って離婚する。もちろん養育費ももらうから」「慰謝料って……? 落ち着け! まずは話し合おう」「今まで私の言葉に耳を傾けなかったのに虫が良すぎない? これ以上は弁護士を通してください」「お前いいかげんに……」トモヒコが私に逆ギレしようとした瞬間、サユリさんが現れました。「トモヒコさん! その女はやめたほうがいい!」

ずっと黙って私たちのやりとりを見つめていたレナさん。トモヒコの妻どころか元不倫相手まで現れてめんどうになったようで、トモヒコを無視して去っていってしまいました。レナさんにあっさりフラれたトモヒコは、呆然としています。まずはトモヒコとレナさんの関係が終わった……。思った以上にすんなり別れてくれてよかったです。サユリさんともきっちり話して、今までモヤモヤしていた気持ちを晴らしたいと思っています。

未練ゼロ「いいかげんにしてッ」不倫に狂った人たち、天罰を!

レナさんにあっさりフラれたトモヒコは、その場にへたり込んでしまいました。その姿があまりにも滑稽で、わずかにあった未練も吹き飛んでしまいました。私は絶望するトモヒコを無視して、サユリさんに疑問をぶつけました。すると思いがけない答えが返ってきます。「トモヒコさんは離婚してしまったらもう、私にはふり向いてくれないから……。トモヒコさんはスリリングな不倫が好きなのよ。だからあえて妻の同僚である私に手を出したの」

「なぁ、シズカ。離婚は考え直してくれないか? 俺はウタが大事なんだ」「いいかげんにして!」私がいつになく鋭い言葉を放つと、トモヒコとサユリさんは押し黙りました。「こんな人たちを信じた私がバカだった」私はそう吐き捨て、その場を去りました。怒り、悲しみ、悔しさ……いろいろな思いが心のなかで渦巻きました。けれど自分の行動に後悔はありません。これからの人生、これ以上に辛いことはないはずです。私はこのどん底を乗り越え、幸せに向かってウタと一緒に再スタートをきると心に決めました。

あれから半年……。

トモヒコの元不倫相手からの手紙からはじまり、次々と明かされていった真実。私にとっては本当に辛い出来事ばかりでしたが、今となっては離婚を決断して本当に良かったと思っています。最後は修羅場になりましたが、トモヒコへの未練も吹っ飛んだのでスッキリしました。

きっとこれからはウタと幸せに暮らしていけると思います。 私はウタの成長を日々感じながら、彼女の笑顔をずっと守っていきたいと思っています。


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