柿生駅前南口広場 柵を設置し通行実験 歩行者の安全性向上へ
麻生区役所道路公園センターは1月15日(水)から2月28日(金)までの期間、柿生駅前南口広場にバリケードを設置し、車両と歩行者への影響を確認する通行実験を行う。
この広場は2007年3月までバスロータリーとして機能していたが、周辺道路が狭く危険なため、整備が完了するまでバス乗り場が暫定的に移設された経緯がある。現在はタクシー、医療機関や一般の送迎車両などが入り、一時的に乗降できる停車スペースとして利用されているが、長時間駐停車する一般車があると、広場脇を通り駅南口改札へ直結する市道を通る歩行者と広場内を通行する車両が混在する状況となり、安全性などが課題となっていた。
実験では広場内に単管パイプを用いたバリケードを設置する。市道との仕切りを設け、広場中央部に既設ガードパイプと組み合わせて四角い「交通島」を作り、歩行者と車両の通行状況を確認。期間中は広場利用者を対象に安全性や通行の支障の有無などを調査する。加えて現地に二次元コードを掲載した看板を設置するなどしてアンケート調査も実施する予定だ。
実験結果を踏まえて区は、同駅周辺で計画されている再開発事業までの暫定的な整備を3月末までに進める考え。詳細は同センター【電話】044・954・0505。