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幸区北加瀬小川さん 相撲3兄妹それぞれの道

タウンニュース

(左から)小川悠人さん、瑚心さん、寧々さん=母親・裕美さん提供

「われら相撲3兄妹」として、2019年8月30日号の本紙で紹介した小川悠人さん、瑚心(こころ)さん、寧々さん=幸区北加瀬=の3人兄妹は、今年の夏から秋にかけて行われた相撲大会でそれぞれ好成績を残した。冬休みを前に悠人さんは大学相撲部への進学準備に動き出した一方、高校受験を控える瑚心さんは「ソフトテニスに専念したい」と10年続けてきた相撲と区切りをつける気持ちを固めた。寧々さんは柔道も始め、相撲の技に磨きがかかっているという。

悠人さんは県立向の岡工業高校2年生で相撲部に在籍する。この夏には、昨年出場できなかったインターハイ団体でレギュラー入りを果たし、夢を叶えた。体重は中学校卒業時から20kg増え、現在は90kg。100kgを目指しているという。角界では先輩の友風を尊敬しているとしつつ、小兵力士・翠富士の取り口を手本にする。大学進学を目指し、この冬は大学相撲部を見学し、雰囲気や相性などを確認する。

瑚心さんは日吉中学校に進学後、ソフトテニス部に入部。2年生ではキャプテンを務めるなど、情熱を注いだ。相撲の大会には部活動の合間を縫いながら出場。今年は「第2回関東女子相撲大会」中学生の部で3位に輝いた。「高校ではソフトテニスを頑張りたい」と、同競技の盛んな学校への進学を目指す。

日吉小学校5年生の寧々さんは「第27回全日本小学生女子相撲大会」の5年生45kg未満級で準優勝。「第5回わんぱく相撲女子全国大会」では無差別級で2年連続ベスト8まで勝ち残った。母親の裕美さんは無差別級では体格に勝る力士との対戦が避けられず「難しい大会になる」と覚悟していたが、好成績を残し、自信につながっているという。柔道では「相手をきれいに投げる大外刈りが得意技」と寧々さんは笑顔を見せる。

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