古代から現代までの<門司の情景>を知る? 北九州市立文学館で「門司情景-文学でたどる」開催【北九州市小倉北区】
北九州市立文学館1階にある企画展示室で、第35回特別企画展「門司情景-文学でたどる」が開催されます。会期は10月26日~1月26日。
古代から現代までの門司を描いた文学作品の紹介を通して、時代とともにうつり変わる<門司の情景>を見ることができます。
海峡に刻まれた言葉の記憶
関門海峡に臨む九州の玄関口・門司は、万葉の昔から多くの歌人・文人・作家たちによって、歌や紀行文、詩や小説に書かれました。
奈良・平安時代は太宰府へ、江戸時代は長崎へ向かう人びとが行き交い、海峡をはさんで、源平合戦、第二次長州征討など戦乱の地に。明治期には筑豊からの石炭の輸出港として急速に発展し、大正・昭和期には大陸との交易が盛んになり、外国航路の起点・寄港地として賑わい、一方で出征してゆく兵士たちを送り出す港にもなりました。
同企画展では、『平家物語巻十一絵入本』、大岡昇平『出征』、町田そのこ『コンビニ兄弟ーテンダネス門司港こがね村店』など門司を描いた古代から現代までの文学作品を紹介しながら、時代とともにうつり変わる門司の情景を展覧します。
会期中には学芸員によるギャラリートークの開催も
関連イベントとして、学芸員によるギャラリートークが開催されます。
11月10日、12月14日、1月11日の各回午後2時から30分程度で行われる予定。申込は不要で各回先着10人程度です。
■会期/10月26日~1月26日
■住所/北九州市小倉北区城内4番1号
■開館時間/9:30~18:00(入館は17:30まで)
■休館日/月曜日(祝日・休日の場合は開館し、翌日が休館)年末年始
■観覧料/一般240円・中高生120円・小学生60円
詳細は、北九州市立文学館のホームページで見ることができます。
※2024年10月25日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)