三輪車がうまく漕げない…。上手な教え方はある?
●3月3日は「三輪車の日」
3と3で三輪車をイメージすることから3月3日は「三輪車の日」。座面が低く、安定感があり、ペダルをこぐ動きを習得できる三輪車の良さを見直してもらうことを目的に、幼児用三輪車や子どもの乗物などを手がけるアイデス株式会社が制定しました。
どうしたら上手に漕げるようになる?
子どもの自転車デビューの前にやってくるのが三輪車デビュー。2歳くらいになると乗り始める子が多いのではないでしょうか?
三輪車に乗れるようになると、お外遊びの幅が広がり親子で楽しめますよね。でも、その三輪車、上手に漕ぐにはコツが必要です。
「2歳の息子に三輪車を買ってみたものの、地面を足で蹴って進むばかりで、ペダルを漕いでくれません。三輪車訓練された方、教え方のコツなど教えてください!」
口コミサイト『ウィメンズパーク』の先輩ママにコツを聞いてみました。
「2歳でデビューしましたが、三輪車は漕げませんでした。何度もペダルを漕げば動くことを教えこんだので、理屈は理解していたと思います。時々、自分で漕ごうとするのですが、前に進みません。でも、脚力がつく幼稚園くらいになれば乗り回せるようになりますよ」
「三輪車って自転車より難しいって聞いたことがあります!息子もなかなか漕げず調べたことがありました。足の位置が体より前にあるから難しくて、自転車は真下にあるからこぎやすいと書いてありました。三輪車に乗れなくても、意外と自転車はすんなり乗れちゃうんですよね」
「“漕ぐ” と言うのは大人が思っている以上に難しいみたい。漕げるくらいの脚力や足の動きができるようになったら、自分で漕ぐマネと言うか、漕げるまであと一歩みたいな動きをするようになるので、具体的に教えるのはそれからでもよかったかなと思いました」
三輪だから転ばず簡単だろうと思っていましたが、ペダルを前に押し出すのは脚力が必要なんですね。三輪車は1歳半くらいから使用可能と書いてあるものもありますが、2歳くらいの脚力では難しいみたいです。
中には2歳過ぎでスッと乗れるようになるようですが、3~4歳くらいで漕げるようになるのが平均的なようですね。
上手に乗れるための練習方法は?
「まずはペダルを漕がずに足で地面を蹴って進む練習をしました。これで三輪車に乗るためのバランス感覚やハンドル操作を覚えさせました」
「手押し棒が付いている三輪車で、後ろから押してあげると車輪に合わせてペダルが動くので本人はただ足を乗せていただけですが、足の動きを覚えるので、気がついたら後ろから押さなくてもしっかり漕げるようになっていました」
「ペダルの向きが大事! 45度ほど傾けて、足を前に蹴り出す感覚を覚えさせたら上達が早かったですよ」
「子どもの両足に手を添えてペダルを回す感覚を覚えさせました。次にゆるい下り坂でペダルを回す感覚を覚えさせたら、自分で漕いでる気分になってやる気も出たみたい」
親子で楽しんで練習する分にはいいですが、上手に乗れずイライラしちゃうママも。
子どもが自ら漕いでみたいと言うまで、焦らず、後ろから押してあげましょうね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
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