「SAKE EXPO」で灘酒がハワイと出会う!御影『灘五郷酒所』で“魔法のペアリング”を堪能 神戸市
実際の酒蔵を改装し建てられた『灘五郷酒所』(神戸市東灘区)は、灘五郷の酒の魅力を発信する体験型コミュニティスポット。“SAKEのワンダーランド”とも評される同施設では、様々なイベントが開催されています。
今回はなんと「ハワイアンフード」とのペアリングを堪能!料理や酒の味わいは、互いの相乗効果でどう変化するのか?灘の酒が持つ「食楽酒(食事がさらにおいしく、楽しくなるお酒)」としての魅力を存分に感じてきましたよ♡
場所は阪神御影駅から歩いておよそ7分。東灘区で500年余りの歴史を持つ『剣菱酒造』が酒蔵として使用していた場所を改装して作られており、ネオンの光やアート作品がおしゃれな雰囲気を醸し出しています。
取材時、ペアリングイベント「SAKE EXPO」には秋田や山口、東京など県内外から訪れた6組が参加。中には台湾から訪れた人もおり、その人気の高さを感じました。こうした”一期一会の出会い”を楽しめるのも同施設も魅力といえるでしょう。
施設の説明を受けた後は、神棚の前で参加者全員と振る舞い酒で乾杯。「Let's go!」の掛け声とともに、灘五郷の酒を楽しむ時間が幕を開けました。
この日いただいたのは「西郷(沢の鶴)」「西宮郷(日本盛)」「御影郷(剣菱)」「魚崎郷(菊正宗)」「今津郷(扇正宗)」の5種。甘口、辛口、お米の香りなど、飲み比べてみるとそれぞれの違いが明らかで面白い!
さらにここに加わるのが、ハワイアンフード3種。「ポケ」はサーモンの味わいと日本酒の甘みがよく合い、まろやかな味わいに。
「ガーリックシュリンプ」は日本酒と合わさることで、バターの濃厚な香りと甘さが口の中にぶわっと広がります!組み合わせとしてはかなり意外だったものの、料理もお酒も両方がおいしく感じられるペアリングでした。
また、一番の驚きだったのが「パンケーキ」。麴甘酒や豆乳で作られた生地に、酒かすのホイップクリームを合わせたパンケーキはそのままでもおいしいのですが、日本酒と合わさることでクリームの香りや素朴な甘さが引き立ち、まさに”大人のデザート”でした。
「日本酒は料理を覚醒させる”魔法の調味料”だと思っています。お酒を日常的に楽しめるきっかけになれば」とのこと。どんな料理もさらにおいしく、楽しくなる日本酒の良さを改めて感じられる時間となりました。
このほか施設では、3,300円でチケットを購入するとお酒や料理を自由な組み合わせで楽しむことも可能。ペアリングを楽しんだ後は、他の料理とオリジナルの組み合わせを楽しんでみるのもよさそうです。
また施設入口近くでは、灘五郷の酒を量り売りで購入することもできます!独自の取り組みで次回はぜひ購入してみたいなと思いました。
好きなお酒がある人はもちろん、そうでない人もお気に入りのお酒や料理との組み合わせを見つけられること間違いなしです。
開催期間
2025年10月中旬まで(金・土・日・祝日限定)
場所
灘五郷酒所
(神戸市東灘区御影本町3丁目11-2)
時間
①12:00~ ②15:00~
予約について
『灘五郷酒所』のHPより予約が可能
※3,300円(税込)でオンライン事前決済