【ネタバレ】『キャプテン・アメリカ:BNW』驚きのカメオ出演、当初から計画されていた ─ 「冒頭に出す案もあれば、最後に出る案も」
(MCU)映画に仕掛けられたサプライズは、果たして当初から計画されていたものだったのか? そして、今後のMCUにおいてどんな意味を持つのか? 監督のジュリアス・オナーが米にて語った。
この記事には、映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のネタバレが含まれています。
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カメオ出演者の裏側、監督が語る-->
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(C) 2024 MARVEL.バッキー・バーンズ再登場、常に計画されていた
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』最大のサプライズは、キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンの親友となったバッキー・バーンズの再登場だ。相棒ファルコン/ホアキン・トレスの負傷によって再び葛藤するサムの前に現れたバッキーは、「スティーブ(・ロジャース)が盾を渡したのは、お前がお前だったからだ」と励ます。
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021)以来4年ぶりとなった再タッグは、いかにして実現したのか。本作では数回の追加撮影が実施されたという報道もあり、バッキー役セバスチャン・スタンがどの時点で撮影に参加したかも一部では関心事のひとつだが、オナー監督はその詳細を明らかにしていない。しかし、バッキーの再登場は当初から計画されていたようだ。
「サムの歴史に立ち戻るシーンは常に予定されており、いくつかのパターンが検討されていました。私が参加した最初の草稿からバッキーは登場していましたが、どこに出てくるかが違ったのです。問題は、“最も意味があり、また驚いてもらえるには?”ということ。ある時点では映画の冒頭に出ていましたし、ある時点では一番最後に出ていました。最終的にはとても楽しいサプライズであり、サムの物語を動かすエモーショナルな場面になったと思います。」
驚きのひとつは、本作の時点でバッキーが選挙活動中だという事実。彼は「くだらない資金集めのパーティーがある」と言って去り、ルース・バット=セラフはバッキーを「未来の下院議員」と呼ぶ。
Bucky Barnes (Sebastian Stan) in Marvel Studios' THUNDERBOLTS*. Photo courtesy of Marvel Studios. © 2024 MARVEL.
インタビュアーが「バッキーはニューヨークの選挙区に立候補するんですか?」と尋ねると、オナー監督は「それが安全な推測でしょうね」と答えた。もっとも、「僕はMCUで起きていることのすべてを知っているわけではありません」とも言っている。
「バッキーは『サンダーボルツ*』に登場します。どの映画にもコミックで描かれてきたものはありますが、MCUは常にサプライズを用意し、キャラクターを再定義しようとしているのです。ヒドラに操られていた暗殺者だったバッキーが変化を遂げ、意外な方向へと自分自身を再定義していく。(マーベルは)バッキーに思いがけない物語を与えるため、楽しくて予想外の方法を探していたんでしょう。」
サム・ウィルソンがキャプテン・アメリカとして新たな物語に踏み出すなか、バッキー・バーンズの物語も新章に突入するようだ。本作のカメオ登場は、いわばその前触れにすぎないのである。
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は公開中。『サンダーボルツ*』は2025年5月2日に日米同時公開。
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