今国会で選択的夫婦別姓制度がついに導入か?
1月24日から通常国会が行われるが、注目の1つが選択的夫婦別姓制度が導入されるかどうか。1月7日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるがその可能性について語った。
小塚「私が一番注目しているのは選択的夫婦別姓制度の導入が30年ぶりに実現するんじゃないかということ」
長野「最大のチャンス」
小塚「なぜ30年越しかというと、私が駆け出しの記者の頃、これを取材していたんですよ。実は30年前、選択的夫婦別姓制度の導入機運が高まっていて凄い話題になっていたんですよ。私の中でもその時は、あと2~3年で導入されるんだろうなって思っていたんです。認識としては、選択的なので『やりたい人がいれば…』とか『必要な人がいればいいんじゃない』みたいな感じでした。30年前の方が寛容な空気があったような気がします」
鈴木アナ「自社さ政権の頃ですよね」
小塚「ですが、その後30年間全然進みませんでした。特にこの10年、自民党がどんどん保守化していったというのもあったと思うんですけど、今回はチャンスが来てます」
長野「現状、日本は世界で最後の夫婦同姓の国ですからね」
小塚「なぜチャンスなのかというと、まず少数与党であること。立憲民主党は毎回法案を提出してるんですけど、今までは議論もされない状態でした。今回も法案を提出して野党に呼びかけているんですけど、実際、自民党以外ほぼ賛成です。維新が微妙でしたけど共同代表の前原さんと吉村さんは個人的には賛成と言っています。あと、与党の中で公明党は凄く前向きなんです。年末に斉藤代表が総理に会った時、実務者レベルでの協議を自公でやりましょうと呼びかけています。公明党からすると、3月に予算が成立して、4月以降の後半国会では選択的夫婦別姓制度が大きなテーマになるとみていると思うんです。夏の参議院選挙とか都議会選挙に影響してくるので公明党としては自民党のように保守的ではなく、選択的夫婦別姓制度にも賛成している党ですよとアピールしたいはずなんです」