【腰痛治療の世界的名医が教える】寝たまま・座ったままできる「前胸伸ばし」ストレッチ
「腰への負担をやわらげるには、『胸と股関節をほぐす』のがポイントです」と話すのは徳島大学整形外科の西良浩一教授。腰痛治療のスペシャリストで、数多くのトップアスリートを担当してきた名医です。教授が発案したメソッドをマンガ&イラストでわかりやすく解説したのが書籍『つらい腰痛がす~っと消える! 1分腰ゆるめストレッチ』(KADOKAWA)。胸と股関節を中心に身体をほぐして、腰への負担をゆるめる「腰ゆるめストレッチ」を紹介しています。今回はこの本の中から、腰痛改善に向けて「腰を酷使しない身体の使い方をクセ付ける」ために効果的な方法をお伝えします。
※本記事はたかツキなほり(著)、 西良浩一(監修)の書籍『つらい腰痛がす~っと消える! 1分腰ゆるめストレッチ』から一部抜粋・編集しました。
前胸伸ばし
1 横向きに寝てひざを直角に曲げる両腕を身体の前に伸ばしたら両手を重ね4秒かけて鼻から息をゆっくり吸い込む
※足の位置は背骨の延長線上に
2 口から息を吐きながら6秒かけて片腕を背中の方向へ動かし胸をできるだけ開く
※腕だけを動かさずに肩甲骨を使って腕をまっすぐ伸ばす
3 4秒かけて鼻から息を吸い口から息を吐きながら6秒かけて1の姿勢に戻る
※視線は指先に
▶1〜3を左右1セットずつ
「座ってできる」前胸伸ばし
1 イスに腰かけて骨盤を立てる鼻から息を吸いながら4秒かけて背筋を伸ばす
※反り腰にならないように!
2 口から息をゆっくり吐きながら6秒かけて片腕を前にもう一方の腕を背後に下ろし首と胸を上から順にゆっくりねじる
3 4秒かけて鼻から息を吸い口から息をゆっくり吐きながら6秒かけて1の姿勢に戻る
【重要】おへそは正面を向けたまま動かさない
▶1〜3を左右1セットずつ