【市川市】装い新たに、野球場が再開!「国府台スタジアム」が4月1日にオープン
再整備工事が進められてきた国府台公園野球場が「国府台スタジアム」と名称を改め、4月1日にオープンしました。
再整備工事の際に発掘調査を実施
京成国府台駅の北側、高台にある国府台公園野球場は、少年野球の試合や高校野球地方予選などが行われてきた、市民に親しみのある野球場です。
1950年建設の同球場は、老朽化が進んだため、再整備工事が行われることとなりました。
野球場から千葉商科大学のある一帯は、奈良、平安時代などに下総国の国府が置かれていたとされています。
再整備工事の際、発掘調査が行われることとなり、工事は中断。
調査の結果、当時の役所とされる建物の柱穴、区画を分ける溝、土器などが検出されました。
2020年12月11日に始まった工事は、発掘調査などの影響で当初予定より約2年遅れ、25年3月21日に完了しました。
オープン記念イベントでお披露目
国府台スタジアムの総工費は45億円、鉄筋コンクリート造の3階建て、全面人工芝(一部土舗装)となっています。
旧野球場のグラウンドは土の養生が必要であったため、養生期間の1月〜3月は使用できませんでしたが、全面人工芝となったことで、通年使用できるようになりました。
また、LEDナイター照明が6基設置されたことにより、夜間の使用も可能になっています。
スタンド席は1800、野外芝生を含めると約3200人を収容することができるようになりました。
3月30日にはオープン記念イベントを開催。
田中市長らのあいさつ、野球団体による行進、チアのパフォーマンスなどが行われた後、少年野球チームと市議会チームによる公開試合が行われました。
新しくなった野球場にまた歓声が響き渡ることでしょう。
(取材・執筆/日々)