麻生区の寺子屋 連携してピザ作り 合同プロジェクトの企画
麻生区寺子屋合同プロジェクトが主催するピザ作りの体験学習会が1月13日、川崎市黒川青少年野外活動センター(麻生区)で初めて行われた。
川崎市の寺子屋事業は2014年に始動。市立小・中学校ごとに地域団体が運営し、放課後の学習支援や体験活動を行っている。麻生区では、区内全校での開講を目指し、学校の垣根を超えた合同プロジェクトを実施している。今まではプログラミング発表会などを開催してきた。今回は初めてピザ作りを企画。主導した同プロジェクトの上田和雄さんは「楽しく仲を深められそうだと思い、麻生区教育会議の活動を参考に企画した」と意図を話す。
当日は「くりぎだい」「わかたけ(真福寺小)」「ゆりっ子(百合丘小)」「かきお」「あさお」「かたひら」「はるひ野」の7校の寺子屋から、児童と保護者延べ81人が参加。少人数のグループに分かれて、薪割りから火起こし、ピザの生地作りから焼き上げまで、自分たちの手で活動を進めた=写真。完成後は出来立てのピザに舌鼓を打った。
「麻生区ではスタッフが専任ではなく、複数の寺子屋に関わっているケースが多く、違うエリアでも一緒に活動をやりやすい」と上田さん。続けて「区内には四ツ田緑地など活動できそうな場所も多い。今後も企画の中で使っていけたら」と展望を語った。