JAXA SLIM月着陸1年で催し 施設の移転35年と合わせ
小型月着陸実証機SLIMが月面へのピンポイント着陸に成功してから1年を迎えることと、宇宙科学研究所(JAXA)の相模原市移転から35年となることを記念したイベントが1月20日、由野台のJAXA相模原キャンパスで催された。
市民ら50人が集まったこの日のイベントでは、同研究所の國中均所長が「相模原キャンパスから始まった惑星探査、今後の展開」、SLIMのプロジェクトマネージャ・坂井真一郎教授は「SLIMの成果と今後」についてそれぞれ講演した。
その後開かれたクラシックミニコンサートでは、SLIMの月面着陸と同時に宇宙に魅せられたプロの演奏家が結成した弦楽五重奏団「上の宇宙(うわのそら)クインテット」が宇宙にちなんだ楽曲などを披露し、「宇宙ファン」を魅了した。