神奈川県 小田原で就活イベント 「攻めの採用に意識転換を」
神奈川県が9月3日、小田原お堀端コンベンションホールで、求職者と事業者をマッチングするイベントを開催した。慢性的な人材不足の課題を抱える箱根や小田原の観光事業者を中心に12社が参加。イベントは就職応援セミナーと面接会の2部構成で、セミナーに29人、面接会には23人の求職者が訪れた。
箱根町強羅の旅館「強羅花扇(円かの杜)」は、出勤するスタッフ数に合わせて客室稼働率を決めるなど独自の取り組みを紹介。各事業者がそれぞれ求職者に向けてPRをしていた。県の担当者は「県の雇用・就職支援窓口には多くの相談が来ているが、人材不足が深刻化している矛盾がある。まずはミスマッチをなくすことが大事。そして、事業者は攻めの採用に意識を転換していただければ」と話していた。