【幸せのカギをつかむ部屋】脳にも心にも良い!?「お部屋の衣替え」季節の変わり目に大切なコト!
OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは! ~幸せのカギはお部屋しだい!~ 住まい心理コンサルタントのまえうみさきこです。 毎回「お部屋の上手な使い方」をお伝えしてます♪
沖縄でも秋めいてきて、日がない時間になると、涼しくなり過ごしやすい季節になってきましたね。 そろそろ、洋服など冬用に変わる準備をする時期。衣替えを始める方も多いんじゃないでしょうか。 実は、お部屋も衣替えをすることをおススメしています。 「お部屋の衣替え」とは、季節の変わり目にインテリア(室内の装飾や家具、照明のこと)を変更したり、お手入れをしたりすることです。 洋服同様、お部屋の中も季節に合わせて衣替えをすることで、その時期を快適に過ごすことができます。
「脳」にも良い!お部屋の衣替え
実は、「お部屋の衣替え」は、住まいの中で季節の変化を楽しめるだけでなく、「子どもの健全な育成」や「脳の老化防止」にも、お部屋を季節に合わせて衣替えするってとっても良いんです。
なぜ子どもの健全な成長に良いの?
「行事育」って知っていますか? 家族で季節の行事など、住まいで変化を楽しむことは、子どもの成長に必要な力を養うんです。 どんな力を養ってくれるかというと「心豊かになる」「家族の絆」「文化・歴史に触れることで賢くなる」などがあるそうです。
なぜ脳の老化防止になるの?
脳の老化と深く関わる「前頭葉」を活発に働かせるからです。 「前頭葉」は、想定外の変化に対応するときに活発に働く部分。毎日同じルーティンの生活をしているより、変化に富む生活は、「前頭葉」を鍛えます。
「お部屋の衣替え」やってみたいけど、何から手をつけていいかわからないというあなたは、以下の5つを参考に始めてみましょう。 ①色を変えて季節を感じられる部屋にする。 ②温かみのあるファブリック(室内の布製品全般)に変える。 ③小物で、秋冬らしさをアップする。 ④照明の色を温かみのあるオレンジ色に変える。 ⑤秋におススメの香りで空間を演出。
1.色を変えて季節を感じられる部屋にする
色の効果はものすごく大きいので、ぜひ取り入れたいです。
おススメの色は?
肌寒くなる秋色には、暖色系のカラーがよく合います。ブラウン、イエロー、オレンジが代表的な色です。 また、オータムカラーと言われるバリエーションも参考になります。モスグリーン、レンガ色、からし色、キャメル色、オリーブ色があります。 冬には、落ち着いたグレーやくすんだブルーに変えることで、冬らしい静的な印象に変えることができます。グレーは雪景色をイメージさせ、氷や冬の透き通った水のイメージへと変わります。
気軽に取り入れるコツ
面積の大きい部分の壁や天井を替えることが一番効果的ですが、費用もお金もかかりますよね。手軽なのは、取り替えしやすいもの、例えばカーテンやテーブルクロス、ソファーやクッションのカバー、寝具類などのファブリック(布地)の色を替えることです。 また、床や壁などが明るい色であれば、グレージュなどくすみのあるカラーを取り入れると落ち着いたぬくもりのある印象になります。 反対に濃い色であれば、鮮やかなカラーを取り入れればレトロ感を引き出しシックな印象になります。
2.温かみのあるファブリック(室内の布製品全般)に変える
温かみのある素材に変えるのも変化を感じさせるポイント。ふわふわ柔らかいテクスチャやもこもことした厚みのある素材を取り替えたり、足してみましょう。 色の他には、柄もあります。チェックやツイード柄、千鳥格子の柄も秋冬らしい柄です。
3.小物で秋冬らしさをアップする
秋のインテリアのキーワードは、落ち着き、ぬくもり感、温かみのある、シックな、レトロ感、森っぽさなどになります。 夏が海を連想するなら、秋は森のイメージ。実りの秋とも言われるこの季節の模様替えは、草木や木の実など森っぽい雰囲気の暖色系を取り入れると、お部屋が一気に秋らしくなりますよ。 飾るインテリアとしてお手軽でおススメなのが「ファブリックパネル」。 キャンバスに布地を貼った物で、絵画のように壁に飾ります。家具の移動や大掛かりな模様替えをしなくても、壁に飾るだけで印象を大きく変えることができます。
また、植物も季節を感じるのにおススメです。秋の草花をいくつかご紹介します。 ・コスモス:くすんだカラーが多くなる秋に、鮮やかな色でアクセントをつけてくれます。 ・キンモクセイ:たくさんのオレンジ色のキンモクセイの小花が、葉のグリーンに映えます。独特の甘い香りが季節を感じさせてくれます。 ・モミジ:和室に飾ると趣を添えてくれるでしょう。 ・ススキ:秋は、ドライ ・その他:ドライフラワー、ドライフルーツ、松ぼっくり、木の容器など
4.照明の色を温かみのあるオレンジ色に変える。
オレンジ色は暖色系なので、温かみのある空間をつくるのに効果的です。照明も、暖色系に変えてみましょう。 また、暖色系の光が落ち着いたり、リラックスできるのは、白い光は、強い光と目が捉えてしまうのです。 夕暮れのようなやさしいと感じる光が、暖色系の光なんです。 また、暖色系の光は、生体リズムを整える効果があります。オレンジがかった暖色系の光を夕方に使うことで、身体が浴びる太陽光の明るさに合わせた光の量を調整できるため、生体リズムが整えやすくなります。 生体リズムとは、心拍数や呼吸、ホルモンなど、生命現象の周期的な変化のこと。生体リズムが乱れると、メタボリック症候群や糖尿病などの生活習慣病、がんやうつ病などの要因となることが多くの研究で明らかにされています。
5.香りで演出する
香りも気持ちを大きく左右する五感のひとつです。 気温が徐々に下がって日没時間が早くなり、身体が冬支度をはじめる秋は、心身が揺らぎがちな季節。そのため、気分を落ち着けたり、心のバランスをとってくれるアロマがおすすめです。 ・ラベンダー:自律神経のバランスを整える効果があり、季節の変わり目におすすめ ・ペパーミント:爽やかなので夏のイメージがありますが、実は空腹を忘れる効果があるとの研究結果もあり、食欲が増す秋におススメ。
これも忘れちゃいけない、その他の衣替え
暑さから、本格的に寒くなる前の季節が変わるこの時期に一緒に生活用品も衣替えしちゃいましょう! ①季節家電の片づけ:扇風機や冷風機を洗い、しまう。冬用に使う家電のチェック。 ②布団の洗濯クリーニング:夏用をしまうとき、洗濯やクリーニングをしないまま収納すると、皮脂などの汚れが蓄積されて、シミになったりカビの発生、ガンコな臭いの元になります。 ③冷暖房機のメンテナンス:メンテナンスをせずに使い始めるとホコリが宙に舞う可能性があるため、必ず掃除をしておきましょう。
いかがでしたでしょうか?人の脳や心理に、効果的な「お部屋の衣替え」。ぜひ、季節の変化を楽しみながらチャレンジしてみてくださいね!