窓と網戸を“まるごとキレイにする”プロの掃除テク「年末の掃除に役立つ」「ピカピカ」「明るい」
高い位置まで手を伸ばさなくてはならず、つい後回しにしてしまいがちな窓まわりの掃除。大掃除のタイミングですっきりキレイにしたいですよね。そこで今回は、お掃除のプロである、家事代行マッチングサービス「タスカジ」のみけままさんに「窓と網戸を効率的にキレイにする掃除方法」を教えていただきました。“掃除をする順番”が仕上がりを左右する大切なポイントです！
教えてくれたのは……タスカジのみけままさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」の人気ハウスキーパー。20年以上もの間、家事代行・ハウスクリーニングに携わり、経験を生かしたテクニックで家中の汚れをピカピカに。レビュー評価が圧倒的に高く、熟練の掃除ワザでリピーター続出。タスカジで講師としても活動している。テレビ・雑誌・WEBなど各種メディアにも多数出演し、生活に役立つ家事ワザを紹介している。
掃除のハードルが高い「窓と網戸」を効率的にキレイにする方法
窓と網戸は放置してしまいがちな場所なので、気づけば真っ黒になっていることも多く見られます。高い位置まで手を伸ばす必要があるため、ハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、私が普段お仕事でおこなっている手順をご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてくださいね！
用意するもの
・大きめのハケ
・水を半分程度いれたバケツ
・食器用の中性洗剤
・水拭き用のクロス
・スポンジ
・乾拭き用のクロス
ハケは、100円ショップやホームセンターなどで手に入るものでOKです。水拭き用のクロスは、1枚では足りないこともあるので、2枚ほどあると安心です。拭き筋を残さず、ピカッとした仕上がりに乾拭き用のクロスも用意しておきましょう。
1．サッシやレールの砂ぼこりを取る
全体を拭き始める前に、まずはサッシやレールの砂ぼこりをハケで軽く取り除きます。あらかじめ取っておくことで、拭いている最中にクロスが汚れてしまうことを防ぐため、クロスを清潔に保ちながら使えます。 抵抗がない方は、掃除機の先端をブラシノズルに付け替えて吸い取るのも、ひとつの方法です。
2．洗浄液をつくる
バケツに半分程度の水をはり、食器用の洗剤を2滴ほど落として混ぜ、洗剤液をつくります。バケツがない場合は、水に浸したクロスをゆるめに絞り、そこに洗剤を1滴ほど垂らしてもみこんだものを2枚用意してください。
3．汚れの少ない順に拭く
バケツに浸したクロスは、少しゆるめに絞ります。そのクロスで、汚れの少ない順に拭いていくのがポイントです。おすすめの順番は、「内側のガラス」→「内側の網戸」→「外側の網戸」→「外側のガラス」の順です。この順で拭いていくと、効率よくお掃除できます。
外側のガラスを拭く際には、クロスをきれいな面に変える、もしくはクロスを軽くすすいでから拭くといいでしょう。使い捨てクロスであれば、汚れがひどい場合は新しいものに変えるのも一つの方法です。
網戸は、クロスだとよれてしまい、拭きにくさを感じることもありますよね。そんなときは、少し大きめのスポンジにクロスをくるっと巻きつけて使うのがおすすめです。表面が平らになり、角やフチまでしっかり届いてキレイに仕上がります。
もちろん、スポンジだけで拭いてもOKです。網戸専用にスポンジを用意して、バケツの洗剤液に浸してから絞って使えば、それだけでも十分汚れが落ちます。クロスを巻かなくても気軽にお掃除できますよ。
4．水滴が残っているうちに乾拭きをする
ゆるく絞ったクロスで拭いた後は、窓や網戸に水滴が残っています。汚れが固まっている部分があれば、水滴が残っているうちにこすりながら乾拭きして仕上げます。
拭くときは、一方向に向かって同じ方向で拭き進めるのがポイントです。最後に窓枠に沿ってぐるりと一周拭けば、見た目もスッキリ整いますよ。
5．レールを拭く
窓と網戸をすべて拭き終えたら、最後にレールを拭きます。レール部分が一番汚れていることが多いので、しっかり拭きあげて全体をキレイにしましょう。これで、窓と網戸のお掃除は完了です！
窓掃除は、晴れの日よりも「曇りの日」がおすすめ
お天気のいい日は、じつは窓掃除にはあまり向いていません。拭いたそばからすぐに乾いてしまい、拭き跡が残りやすくなります。そのため、曇りの日や、雨が当たらない場所であれば雨の日がおすすめです。どんよりした曇天の日こそ、窓掃除にはぴったり。効率的な掃除方法とタイミングで、ぜひピカピカにしてみてださいね！
取材協力：タスカジ、タスカジ研究所
shukana／webライター