品川プリンスホテルに「美少女戦士セーラームーン」の公演を行う体験型シアターが誕生
「品川プリンスホテル」内にある「クラブeX」は、中央に回転式の円形ステージを備えた、360度型のエンターテインメントシアター。観客を取り囲むように設計されており、客席のどの角度からもステージ全体を間近で体感できる。
2026年4月、「美少女戦士セーラームーン -Shining Theater Shinagawa Tokyo-」が、同シアターにオープンする。セーラームーンの世界観を舞台にしたエンターテインメント劇場で、ショーを行うだけでなく、作品世界に没入できるような体験を提供する。
劇場は、2020年に閉店したシアターレストラン「美少女戦士セーラームーン -SHINING MOON TOKYO-」を引き継ぐ形で誕生。前施設は新型コロナウイルスの影響で営業を終了したが、その世界観を受け継ぎつつ、観客が作品世界に入り込むような没入型シアターへと進化させて再構築する。
オリジナルストーリーによるショーをロングランで上演するほか、キャストとのグリーティングや限定ドリンクの提供など、特別な時間を過ごせる演出も用意する予定だ。
ショーの演出は『進撃の巨人』ミュージカルを手がけた植木豪、脚本は2.5次元舞台の分野で高く評価される亀田真二郎が担当。シアターの空間デザインには五十嵐LINDA渉を迎え、セーラームーンファンにはたまらない細部までこだわり抜いた世界を演出する。
物語の名場面や変身シーンをリアルに再現しながら、観客自身もセーラー戦士たちとともに戦うような一体感と臨場感を味わえる内容となるようだ。
美少女戦士セーラームーンの舞台公演は、国内外で高い人気を誇るステージコンテンツでもある。2018年には乃木坂46版のミュージカルが上演されたほか、2025年にはパフォーマンスショー「Pretty Guardian Sailor Moon” The Super Live」がロンドンで2カ月のロングランを成功させた。
新たに誕生する劇場は、セーラームーンシリーズの歴史と進化の結晶ともいえる。チケットは2026年初旬に発売予定。ファンはもちろん、ライブや演劇の最前線を体験したい人にとっても、見逃せないスポットとなりそうだ。