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「ルミネ」と江口寿史、告知ビジュアル巡り肖像権トラブル ネット上で批判広がる

セブツー

「ルミネ(LUMINE)」は10月3日、漫画家・イラストレーターの江口寿史が描いた「中央線文化祭2025」の告知ビジュアルを一時撤去したと発表した。「中央線文化祭」は2023年にスタートした地域型カルチャーイベントで、今年は10月18日・19日の2日間にわたって荻窪店で開催される予定だ。中央線沿線にはアニメ制作会社やクリエイターの拠点が多数存在することから、今年は「マンガ・アニメ」をテーマに掲げ、江口寿史に告知ビジュアルのイラストを依頼していた。

だが、ビジュアルに描かれた女性モデルのイラストが、実在する人物の写真を無許可でトレースしたものであることが判明。モデルとされる金井球氏が「ルミネ」に確認を入れたところ、江口寿史は事前に承諾を得ずに写真を使用していたことが明らかになった。この経緯により、制作過程に問題があったとしてルミネはビジュアルを一時撤去する決定を下した。

江口寿史は問題発覚後、モデルとなった金井球氏と連絡を取り、正式に承諾を得たうえでクレジットを追記したと報告されている。しかし、無許可での使用が先行したことで、プロの作家として肖像権を軽視しているのではないかとの批判がネット上で広がっている。SNSでは「著作権や肖像権の扱いが甘すぎる」「商業利用でのトレースは許されない」といった声が目立った。

「ルミネ」側は「告知ビジュアルに関して、制作過程に問題があったと判断し、一時撤去する措置をとった」と説明しており、今後の再掲については慎重に対応するとみられる。

江口寿史は国内外で多数の漫画作品やイラストを手がける著名作家で、今回のトラブルはファンや業界関係者にとっても衝撃を与えている。過去には独自の作風で注目を集めてきた作家だけに、肖像権や使用許諾の扱いが今後どのように議論されるかが注目される。

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