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中区自衛消防隊 火災から職場を守る 訓練に24人が参加

タウンニュース

(株)ホテル、ニューグランドの訓練の様子=中消防署提供

「中区自衛消防隊消防操法技術訓練会」が9月26日、日産自動車(株)本牧専用埠頭で行われ、7事業所24人が参加した。自衛消防隊は施設火災の際に初期消火などを行い、被害を最小限にするための組織。同訓練では火災を想定し、一連の行動の正確さと速さを競い合った。

2人編成の消火器初期消火訓練では、訓練用水消火器での初期消火、模擬通報装置による119番通報、避難誘導までの行動が審査された。最優秀隊には横浜港大さん橋国際客船ターミナルが選ばれた。

4人編成の屋内消火栓操法では、屋内消火栓ホースを使用した消火から資機材の撤収完了までを審査。女性の部では(株)ホテル、ニューグランド、男性または男女混成の部では国際埠頭(株)がそれぞれ最優秀隊に輝いた。

屋内消火栓操法の最優秀隊は、中区の代表として10月17日に行われる「横浜市消防操法技術訓練会」に出場する。今回、(株)ホテル、ニューグランドは調理部から4人が参加した。普段から客の安全安心のため、どのような状況でいつ起こるか分からない火災や災害を想定した訓練を行なっているという。「ミスなく、けがなくを意識した。緊張感はあったが、練習通りできた」と話した。国際埠頭(株)は「ベストタイムが出せた。去年参加した市の訓練会は残念な結果に終わってしまったので、その悔しさをバネにして挑みたい」と話した。

田邊栄久署長は「練度の高い訓練だった。防災に対する意識が各事業所、他の事業所、中区、市と放射線状に広がっていくことを願う」と講評した。

ホースを使い力強く放水する国際埠頭(株)チーム=同
各部門の優秀賞隊

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