【熊本市中央区】本を売る時ってどうしたらいい？古書汽水社に聞いてみた！
気がつけば増えているもの:紙の本と雑誌。 捨てられないので古本屋に持ち込もうとした時、ちょっと気になることが。 本に付いてる値札、どうしよう？ ブックオフや個人経営の古書店で買った本に付いている値札、剥がすと本を傷つけそう。 それに持ち込もうとした古本屋さんで買った本もある…！ 買った本を買い取りに出したりしたら、古本屋さん傷つかない？引いては買取金額下がったりしない？と気になったので、買取に出す前に、古本屋さんに聞いてみました。
夜もやってる古本屋
やってきたのは並木坂、「古書 汽水社」。
ご店主は、東京の人気古本屋「古書音羽館」、老舗のレコード店「タイム」で修行した後移住、2016年からお店を営んでいます。
古本の他に新刊書や、レコード、雑貨も取り扱うお店。
…なぜかある一升瓶も買えます！
ちなみに汽水社とは、海水と淡水が交わる「汽水域」に由来します。 いろんなジャンルの本が交わり、出会える場所になれば、と名付けられました。
営業時間は11時～21時、となっていますが… 「店内に電気が点いてて扉が開いてればやってます。たまに12時近くまで開けてますね」
もしかして、街中では一番遅くまで開いている本屋ではないでしょうか。
買取について相談！
値札について
さっそく買取に出す本の値札についてご相談。「全然問題ありません。どうぞそのまま持ってきてください」あっさり解決したー！ 「100円の値札が付いてるから100円以下で買取、ということはまずありません。その本に1万円の価値があれば1万円で買取ります。 あと、シールタイプの値札などは、無理に剥がすと傷が付いて価格が下がることもありえます。
店では専用の薬品を使ってきれいに剥がせるので、気にせずそのまま持ってきてもらうのが一番です」 なるほど！
買った本を同じ古書店に持ち込むのは？
「買うのも売るのもウチを利用してくれて嬉しいです。 新刊書店と違って、古本屋は買取った本で成り立っているので、いろんな本を持ち込んでくれるのは大歓迎」 よかったー！これで安心して買取をお願いできます。
その他買取についてのアドバイス
「お客様がご自分で「これは売れないだろう」と判断して捨てないでほしいです！ 本の状態や、立派な全集だけが売れるのではありません。 ぼろぼろの文庫や、本に付いている付録のほうが現在では価値が出ているものもあります。 まずは全部、見せたいただけたら査定しますので」 そういえば、汽水社さんには雑誌のコーナーもありました。
古本屋を作るのは、地元の人が持ち込んだ本
開店当時はあまりなかった漫画も、最近では取り扱いが増えています。 「何十冊も続く漫画なんかはストックしておく場所が難しいですが、小説のように読める単巻ものなんかはどんどん並べたいですね」
街歩きの最中に、ふらりと寄って気になる本や新しいジャンルが見つかるお店です。 ただし、本は水濡れが最大の敵ですので、飲み物や濡れた傘の持ち込みはしないようにしましょう！
こうして本は増えていく
ちなみに汽水社のお値段は本の最終ページ(見返し)に鉛筆で記入されています。
本の状態や出版状況の有無まで！
品切れ本は一期一会、ここで出会ったなら買わねば…！ こうして本は増えていきますが、買い取ってくれるお店があるので安心して買うことができます。