サーフィン 松田詩野選手 恩返しに母校凱旋 「夢持つ大切さ伝えたい」
茅ヶ崎市出身のプロサーファーで、昨年のパリ五輪にも出場した松田詩野選手が昨年12月20日、母校の第一中学を訪問した。
昨年3月、松田選手が茅ヶ崎市のスポーツアンバサダーに就任し、五輪に向けた壮行会が行われたことから「地域に恩返しがしたい」と、学校側にオファーし実現した。
この日、松田選手は生徒会が主体となって企画した歓迎会に出席。松田選手のサインをかけた〇×クイズやじゃんけん大会で盛り上がったほか、質疑応答も行われた。
生徒から「メンタルを強く保つ秘訣」や「スランプから脱出する方法」について尋ねられた松田選手は「東京五輪は(直前で出場を逃し)悔しい思いもしたが、『五輪に出たい』という強い思いで頑張ったことが結果につながった。落ち込むことがあっても目標を見失わずに前向きに行動することが大切」と答えた。
また松田選手は「自分自身は中学生の時に全日本で優勝し、プロになることを決めた」として「皆さんは可能性だらけ。やりたいことや学校生活を楽しんで。夢に向かって一緒に頑張ろう」とエールを送った。
歓迎会を企画した生徒会の石川翼会長は「松田選手は競技だけでなく人間性も凄かった。目標にしたい」と話していた。